ウェスタ川越（川越市新宿町）大ホールで3月9日、「川越春一番コンサート2019 ACIDMAN＆IMO楽団」が開かれる。主催は川越いもの子作業所。

　テーマは「障がいのある人が安心して働き暮らせる街は災害に強い街」。災害時の地域連携と災害弱者である障がいのある人たちへの理解を目的としている。

　当日は、ACIDMAN（アシッドマン）、同作業所で結成されたロックバンド「IMO（アイエムオー）楽団」が出演し、歌・ダンス・演奏を披露する。ACIDMANは、川越市出身の大木伸夫さんがボーカルとギターを担当するロックバンド。メンバーはほかに、ベースの佐藤雅俊さん、ドラムの浦山一悟さん。2002年にメジャーデビュー。さいたまスーパーアリーナで「SAITAMA ROCK FESTIVAL“SAI”」を開くなど全国各地で幅広く活動している。

　同作業所は、「川越市にひとりぼっちの障がい者をださない」「成人期、障がいのある人も、地域の中で発達・成長できる社会を目指す」などの理念を掲げ1987（昭和62）年に発足。障がい者が木工やアルミ缶のリサイクル作業、食品製造などの仕事に取り組んでいる。芸術活動を行うStudio IMOを2013年に始め、絵、歌、ダンスなどを通じ、自分たちの思いを伝えている。同楽団は「障がいのある人の思いをロックでつづるバンド」として活動している。

　11時45分開場、12時45分開演。チケット料金は、大人＝4,000円（前売り3,500円）、障がい者・子ども＝3,500円（同3,000円）。チケットぴあ、ウェスタ川越、川越いもの子作業所で販売している。