10月1日に開設した川越経済新聞の2015年四半期PVランキング1位に輝いたのは、丸広百貨店川越店屋上で開催された「まるひろ川越ラーメンフェスティバル」の記事だった。

2位にランクインしたカリフォルニアキッチンWの人気メニュー

　年々観光客が増加している川越だが、市内では珍しい本格的なメキシコ料理を味わえる「カリフォルニアキッチンW」（2位）、総合卸売市場のマーケットテラスの2号店「マーケットテラスアトレマルヒロ店」（6位）、生花店を併設した「バックヤードカフェ」（20位）など「小江戸」のイメージとは異なる雰囲気の飲食店のオープンが目立った

　ランキングは、今年10月1日から12月25日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. まるひろ川越店屋上で「ラーメンフェス」 全国有名店6店集結（10/8）
2. 川越にカリフォルニア＆メキシコ料理店「カリフォルニアキッチンW」　双子の客らに特典も（11/4）
3. 川越の保護猫カフェ「ねこかつ」　犬猫譲渡会、定期開催へ（11/16）
4. 技術途絶えた「川越だるま」　女性職人が復活させる（10/20）
5. 川越・小江戸蔵里で「キャラクター祭り」 ゆるキャラ30体以上集合（10/27）

6. 川越アトレマルヒロに「マーケットテラス」2号店　地下にはデリも（10/15）
7. 豪華絢爛な山車行き交う「川越まつり」　2日間にぎわい（10/19）
8. かわごえ産業フェスタ開幕へ　屋外ライブイベント、ものづくり体験も（11/5）
9. 「小江戸川越お菓子マルシェ」初開催へ　地元菓子店・カフェ合同出店（10/30）
10. 川越在住イラストレーターともぞうさん、「Greeting Concert」で新作モビール展示（12/10）

　4位にランクインした「川越だるま」の矢嶋美夏さんは、その後ラジオの全国放送でも取り上げられるなど反響も大きかった。イラストレーターのともぞうさん（10位）や作曲家で画家のキリオカマキさん（13位）など、市内で活躍する女性アーティストの活躍も目立った。

　9位にランクインした「小江戸川越お菓子マルシェ」の他にも、和カフェ夢宇の「新作ロールケーキ」（17位）、大学いも川越いわたの「大学いもサブレ」（26位）など、スイーツに関する記事も人気だった。

　川越では今年、3月にウェスタ川越がオープン、8月に川越市民の人口が35万人を突破、10月に県立川越高校出身の梶田隆章さんのノーベル物理学賞受賞決定、11月に県立川越工業高校生徒による乾電池で動く電車でギネス世界記録を達成など、明るい話題が相次いだ。

　2016年には本川越駅西口が開設され、川越市駅との間にアクセス道路が完成する予定。ウェスタ川越のオープンに伴って川越駅西口への流れが起きたように、本川越駅周辺でも人の流れが変化することが予想される。新年も広域川越圏の動向を伝えていきたい。