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川越・長喜院で伝統芸能の会「笑TIME」 「熊襲征伐」など披露

こしがや能楽堂で行った熊襲征伐の様子

こしがや能楽堂で行った熊襲征伐の様子

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 説教節の若松若太夫さん、里神楽団体「梅鉢会」、落語家の福々亭熊助さんとの三つどもえ公演「笑TIME(ショウタイム)」が6月24日、長喜院本堂(川越市幸町5)で行われる。

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 同イベントは今回で4回目。今までは「説経節と里神楽」と題して上演していたが、今回は「笑TIME」と題して開く。イベント名は「コロナ禍にて、なかなか笑えない世の中だった時代を吹き飛ばすかのごとく、笑える楽しい演目を各自チョイスした公演にしたい」という思いから名付けたという。

 落語は「船徳」という演目で、説経節は「狸献上」、里神楽は「熊襲征伐・山神」を、それぞれ披露する。

 説教節は中世末から行われてきた、物語を節にのせ三味線と合わせながら語る芸能。披露する若松さんは東京都指定無形文化財保持者、板橋区登録無形文化財説経浄瑠璃保持者に認定され、「第2回全州世界ソリ祝祭」「節の競演」への出演実績がある。

 里神楽を披露する梅鉢会は川越城の御抱え神楽師の技を受け継ぐ里神楽社中。「古きよき神楽を今に、そして好きこそ物の上手なれ」をモットーに、川越を「はじめ1都3県の神社などで神楽奉納を行っている。

 梅鉢会代表の白石信人さんは「私たちの里神楽は、古くは川越城の御抱え神楽師だった御家の師匠より教えていただいた神楽。川越の古きよき神楽を現代に伝え残している。今回は東京都無形文化財保持者でもある若松さんの説経節と、福々亭さんによる落語で、皆さんに笑顔になってほしい。ぜひ、お越しいただければ」と呼びかける。

 12時30分開場、13時30分開演。定員は150人。チケットは、 一般=1,500円(当日1,800円)、中学生以下=300円。近江屋長兵衛商店、CAFE Crescent、小峰孝男さん(TEL 090-9689-3652)で扱う。

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