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川越で手話音楽のワークショップコンサート「母を想う縁奏会」

聾者(ろうしゃ)の定野博行さん

聾者(ろうしゃ)の定野博行さん

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 手話で音楽を奏でる「手話音楽」のワークショップコンサート「母を想(おも)う縁奏会(えんそうかい)」が5月11日、ウエスタ川越(川越市新宿町1)で開催される。主催は任意団体tane.(たね)。

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 同演奏会は今年で2回目。母の日に合わせ、母にまつわる曲を中心に手話を交えて演奏する。今回は聾者(ろうしゃ)の定野博行さんが、観客に「四季の歌」の歌詞の手話をレクチャー。その後、会場全体で音楽に合わせて手話で演奏する。

 出演は定野さんの他、手話マイムアーティストの「まっきぃ」さん、川越出身のソプラノ歌手、川越ますみ(まっすぅ)さん、ピアニストで朗読も担当する磯崎麻奈美(まなてぃ)さん。今月活動を始めた手話音楽のキッズサークル「たねまキッズ」も学校から帰宅後、演奏を披露。同サークルは、耳の不自由な子どももそうでない子も一緒に活動している。

 同団体の「まっきぃ」さんは「昨年に続き今年も開催できてとてもうれしい。それぞれの『母への思い』を重ねられるような時間になれば」と話す。「皆さまに音楽に合わせて手話を覚えてもらおう、という体験型のコンサート。ぜひ、一緒に手話音楽を体験していただければ」と呼びかける。

定野さんは「今回の演奏会が、手話の講師を始めてから初めての舞台。とても緊張している。皆さまに笑顔を提供できれば。手話に興味・関心を持ってもらえたら」と話す。まっきぃさんは「たねまキッズのメンバーは現在募集中。この演奏会をきっかけにたくさんの子どもに参加してもらいたい」とも。

 開催時間は14時30分~16時30分。料金は2,000円。中学生以下は無料。

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