川越市社会人1部リーグに所属する「COEDO KAWAGOE F.C」が、1月16日に埼玉県3部リーグ昇格を懸けて行われた入れ替え戦でFC小手指(埼玉県3部リーグ10位)に勝利し、昇格が決まった。

　2022年シーズンは、Jリーグで換算すると10部相当に位置する川越市社会人1部リーグに所属。戦績は9勝1敗（1敗は不戦敗）でリーグ初優勝を収め、各市町村の代表8チームが集まる昇格トーナメントに出場し優勝。今回の入れ替え戦に勝利し、J9に相当する埼玉県3部リーグへの昇格を勝ち取った。

　同クラブ代表の有田和生さんは「今シーズンの目標である川越市リーグ1部でのリーグ優勝と、埼玉県リーグ3部への昇格を無事成し遂げられたのは、皆さまの支援と声援があったからこそ。クラブ一同、心より御礼申し上げたい。3シーズン目を迎え、2030年までにJリーグクラブ参入決定が目標なので、（これまでは）予定通り昇格できている。クラブ創設当初含め、現在に至るまで関わってくれている選手、スタッフへの感謝を忘れずにいたい」と昇格の喜びと関係者への感謝を語る。

　同じくキャプテンで元Jリーガーの北原毅之さんは「負けたら終了という中で、楽な試合は一つとしてなかった。無観客試合が続く中でも多くのファンやサポーター、パートナー企業からの応援の声がチームの励みとなり、苦しい状況を乗り越えることができた。これから天皇杯埼玉県代表を目指す、さらに難しい試合が続くが、たくさんの川越の方々の声を背にチャレンジャーとして全力で戦っていきたい」と意気込みを見せる。