ウェスタ川越（川越市新宿町1）で3月13日、川越市市制施行100周年記念事業として経営セミナー「SDGs×経営者 ～ 利他の精神とビジネスの関わり～」が開催される。主催は川越青年会議所。

　同セミナーは2部で構成。1部は、講師にミス日本協会専務理事の和田健太郎さん、2022年ミス日本グランプリの河野瑞夏さんを迎え、SDGsの基礎について講演。身近なことからSDGsの基本となる考え方を分かりやすく解説する。続く2部は、ユーグレナ（東京都港区芝）の出雲充社長を迎え、『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました』と題し、SDGsを中心にした同社の取り組みについて講演する。微細藻類ミドリムシ（学名＝ユーグレナ）は、ワカメやコンブと同じ藻の一種。栄養価が高くCO2を吸収することから、食料問題、エネルギー問題、地球温暖化の解決など、さまざまな観点から注目を集めている。同社は2005（平成17）年、ミドリムシの食用屋外大量培養に世界で初めて成功し、ミドリムシの産業利用を進めている。加えて、同社は東京大学発ベンチャー企業として日本で初めて東証1部に上場。講演では出雲社長が起業を思い立ってから上場までの軌跡、今後の未来像についても話すという。

　同セミナー担当者の永島慎太郎さんは「SDGsという観点から地域社会の利益の必要性について考えてもらうことを目的としている。無料で誰でも参加できるので、ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は14時～16時。オンライン（Zoom）参加も受け付けている。