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川越で「クリスマスクラフトマーケット」 クレアパークがクリスマス一色に

サンタやトナカイの衣装を着たスタッフが来場者を迎えた「LINKS LABO」

サンタやトナカイの衣装を着たスタッフが来場者を迎えた「LINKS LABO」

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 クリスマス雑貨の販売とワークショップ、飲食店が参加する「クリスマス クラフト マーケット」が12月23日、クレアパーク(川越市脇田町)で開催され、大勢の人でにぎわった。

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 風もなく冬晴れの土曜日、朝からイベント目当てに多くの人が会場を訪れた。入り口の横断幕やテントを見て立ち寄る買い物客の姿も見られた。中でも注目を集めたのは、入り口付近にテントを構え、大きな3羽のフクロウがロープにとまった触れ合い動物園「BambooPalm(バンブーパーム)」。フェネックやキンカジューなど、好きな小動物と一緒に写真を撮るアクティビティーに人気が集まった。たまたま通りかかったという狭山在住の母娘2人連れは「動物、特に猛禽(もうきん)類が好き」という母が厚手の皮手袋をはめた腕にフクロウをのせ、娘が写真と動画を撮影。そっと頭をなでるなどして触れ合いも楽しみ、笑顔を見せていた。

 クリスマス関連の雑貨を扱う出店者の多くがワークショップも行った。缶バッジ、タイルクラフト、紙小物、アロマクラフト、毛糸を使ったリース、布バッグ、多肉植物の寄せ植え、アイシングクッキー、ワイヤバスケットなど多種多様なワークショップから好みのものを選んで、子どもから大人までオリジナルグッズ作りを楽しんだ。

 初出店の「An’s(アンズ)」でカラフルなタイルを使ったキャンドルホルダーを作るワークショップを体験した女児は、「チラシを見て知った」という母と一緒にふじみのから来場。出来上がったばかりの作品に店の人がキャンドルを入れて明かりをともすと、うれしそうに歓声を上げた。

 狭山から出店し、クリスマスの伝統的なパン「シュト―レン」など多種類のパンを販売した「パン工房noa*noa」店主の清水久美子さんは「にぎやかな商店街でのクリスマスマーケットは、お客さまが買い物がてら立ち寄ってクリスマス気分が楽しめるのが良かった。場所柄、交通整理や会場準備など大変だったと思うが、アットホームな雰囲気で出店者も来場者も楽しめるすてきなイベントになった」と振り返る。

 「サンロードステージ」では、歌や踊り、楽器の演奏、子どもたちによるクリスマスキャロリング、サンタとの撮影会など、さまざまなパフォーマンスも披露。にぎやかな音楽は日が落ちてイルミネーションに明かりがともった後も続き、一日を通じて多くの人が足を止めた。

 主催する「川越サンロード商店街振興組合」副理事長の間中伸也さんは「今年はファミリー層をより意識し、サンタの登場やクリスマスのワークショップなど、子どもたちが楽しめるものに注力した。結果として多くの家族連れが来場し、身近なイベントに感じてもらえたのでは」と振り返る。「ステージでのクリスマスソングを増やすなど、もっとクリスマスムードを高めたい。防寒対策や日没後の設備強化も検討し、参加者が快適に楽しめるようにしたい」と次回への抱負も語った。

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