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川越で「日々の暮らしとパンとコーヒー」 パンとコーヒーファンでにぎわう

酒種と糀の自家製天然酵母を使った多種類の総菜パンを並べた「けやきベーカリー」

酒種と糀の自家製天然酵母を使った多種類の総菜パンを並べた「けやきベーカリー」

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 「U_PLACE(ユープレイス)」(川越市脇田本町)で11月26日、「川越 日々の暮らしとパンとコーヒー」が開かれ、市内近郊から集結した店のパンとコーヒーを求める多くの人でにぎわった。

2022パンとコーヒー

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 以前から要望の多かった「パンとコーヒー」を合わせたイベントは、昨年の秋に続き2回目。時折小雨が降るあいにくの天気にもかかわらず、当日は朝から続々と買い物客が会場を訪れた。好みの一杯を求めて各店で豆の産地やいれ方などを聞く人や、コーヒーを片手にパン店のブースを見て回り、複数の店で選んだパンを多数購入する人の姿も。地元産素材や天然酵母を使ったパンを販売する出店者が多く、アレルギー表示のみならず、材料や商品の特徴、こだわりのポイント、お薦めの食べ方などを店頭に掲示する店も多く見られた。

 中でも初参加店は注目を集めた。4月にオープンし、イベント参加自体が初めての「パン処ぱん太郎」は、食パンや食パンを使ったラスク、バゲット、クロワッサンなど、ハード系を中心に多種類のパンを販売。一日を通して途切れることなく人が立ち寄った。店主の牛窪さんは「初めての出店を楽しんだ」とうれしそうに話していた。

 昨年に続いて参加した社会福祉法人「けやきの郷」が運営するパン店「けやきベーカリー」のパンは、酒種と糀(こうじ)の2種類の天然酵母を使い、餡(あん)やジャムなども全て手作りする。カツサンドやコロッケバーガー、焼きカレーパンなど多種類の総菜パンを並べ、昨年好評だったクリスマス用のパン「シュト―レン」も「バージョンアップ」して販売した。

 主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「実施前から期待値の高さを感じていた。スタート時は雨で集客に影響が出たが、天候が落ち着くと人が増え流れができた。一日を通してにぎわって良かった」と振り返る。

 「今年はウエスタ川越で開かれる『かわごえ産業フェスタ』の日程に合わせたが、産業フェスタが土曜・日曜の2日間開かれるのに対し、このイベントは土曜のみ。次回は2日間にし、日によって出店内容を変えることなども構想している。実現できるかは分からないが、今後もイベントを通じて川越の魅力を発信していく」とも。

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