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「まちづくり川越」観光案内所、インスタグラムで川越を応援

川越駅観光案内所の外観

川越駅観光案内所の外観

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 まちづくり川越(川越市新富町1)が川越市から受託運営している川越駅観光案内所(脇田町)と本川越駅観光案内所(新富町1)が現在、インスタグラムで川越の街を応援する取り組みを行っている。

お散歩マップ「バリアフリーコース」

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 同案内所は1月17日、インスタグラムで配信を始めた。緊急事態宣言によって観光案内所が閉所しており、情報を得る場所がない中、SNSによって現在の川越の姿を知ってもらい、さらに緊急事態宣言終了後、「川越に行ってみたい」と思ってもらえるようにと、さまざまな提案を行っている。

 投稿では「テイクアウトサラメシ」と題し、店の商品を案内所スタッフが実際にテークアウトし、毎日紹介している。テイクアウトサラメシでは、現在の2回目の緊急宣言下で自粛営業している飲食店のPRを少しでも手助けできればという思いで始めた。

 また、ストーリーズを利用し、同案内所が作成した3密を避けた「お散歩マップ」も掲載している。マップでは案内所スタッフが、これまで積み重ねた知識と経験を生かして「少しニッチなコース」を作成した。「知る人ぞ知るスポット」を多く紹介したことで、結果的に3密を避けることにつながったという。地図だけでなく実際のコースを視覚化することで、興味をそそる内容になるよう工夫を凝らす。

 健康志向などからランニングする人に視点を置いたマラニックコース、ペットや子どもと一緒に楽しく回るコース、車いす利用の人や足元に気を付けながら散歩する人のためのバリアフリーコースなど、特定のターゲットに絞ったコースや、古墳やフォトスポットのようなテーマのあるコースなど、「コロナ後でも十分楽しめるマップとなっている」という。

 同じくストーリーズを利用して、毎日一番街など5カ所の定点写真も配信。現在、「川越の現在の様子」についての電話問い合わせが増えているが、店や施設の対応がそれぞれで異なるため、口頭で説明するだけでは現状が伝わらないことも多いという。そこで、実際に同じ場所・時間で毎日撮影した写真を見てもらうことが有効な情報発信となると考え、定点写真の配信を始めた。定点写真の活用法について、「例えばコロナ対策という視点では、最近は週末の人出がかなり多いことが写真によって一目瞭然なので、用事がある際はできるだけ空いている曜日を選ぶことができる」と川越市川越駅観光案内所チーフコンシェルジュ野村真理子さんは話す。

 野村さんは「緊急事態宣言下において、不要不急の外出が控えられている中、観光という観点で何ができるのか、非常に悩ましいところだった。この機会に公式インスタグラムを開設し、テークアウトの発信を行ったことで正直、反応に少し不安もあったが、たくさんの店の皆さまから喜びのコメントを頂き、こちらが励まされる思いだった。インスタグラムを通して、街の皆さまと交流できたことは、観光案内所にとっても大きな財産になった」とも。

 同案内所のインスタグラムは「kawagoewalk」で検索できる。

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