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川越・最明寺と彩乃菓がレインボー和菓子 LGBTQ支援でコラボ

共同開発した上生菓子

共同開発した上生菓子

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 川越の最明寺(川越市小ケ谷)と菓子店・彩乃菓(連雀町)がLGBTQ(性的少数)の人々を支援する目的で和菓子を共同開発し、10月4日、販売を始めた。

最明寺副住職の千田さん(左)と彩乃菓の小島社長

 和菓子は上生菓子(440円)で、最明寺の手水舎(てみずや)に生けた花、花手水(はなちょうず)の形を模したもの。花びらを、LGBTQのシンボルである赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫の6色で表現することにこだわったという。10月4日~11月22日に開催中のLGBTQ支援啓発イベント「SAITAMA RAINBOWフェスティバル」に合わせて、最明寺と彩乃菓で販売を始めた。各所100個限定で、売り切れ次第販売終了となる。

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 川越市は5月1日、同性カップルがパートナーシップ関係にあることを市に宣誓する「川越市パートナーシップ宣誓制度」を開始。そうした市の多様性を認める動きに合わせて、最明寺でも同性カップルの仏前結婚式のサービスを始めた。最明寺副住職の千田明寛(せんだみょうかん)さんは、かつてインド留学の際、国籍や肌の色が違うマイノリティーの自分を差別することなく温かく迎え入れてくれた現地の人々と接するうちに、他者を尊重する気持ちが芽生えたと言う。「自分のアイデンティティーを大切にしながらも他者を尊重する気持ちが、これからの時代はきっと必要になると感じた」と話す。

 帰国後、千田さんは僧侶としてLGBTQを学ぶ研修会やイベントに参加し、そこでさまざまな出会いと交流が生まれた。そして今回、和菓子を共同開発した彩乃菓の小島淳一社長も千田さんの取り組みに賛同する一人。日頃から最明寺のイベントなどでも交流があり、和菓子の概念を覆すような新しい創作を積極的に行う小島さんに相談し、今回「LGBTQ×和菓子」という新しい分野の商品を開発するに至った。

 現在開催中の「SAITAMA RAINBOWフェスティバル」では、これまでに映画鑑賞会と西明寺レインボーライトアップが実施された。10月28日には6色の食材を使った「フレンチ精進料理 for LGBTQ Friendly」を開く(受け付け終了)ほか、11月22日には講演会「生と性 自分らしさを生きる」を予定し、現在申し込みを受け付けている。