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川越で地元在住の写真作家・高橋力さん写真展 散策ワークショップも

高橋力さんの作品

高橋力さんの作品

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 川越在住の写真作家・高橋力さんの写真展「tattoos on the wall」が2月17日から、川越のギャラリー「gallery RooM」(川越市新富町)で開催される。

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 今回展示するのは日本やアジアの風景写真。「風化した土壁などのその土地の何気ない風景を切り取った作品」が中心。2017(平成29)年から同シリーズを撮り始めたという高橋さん。たまたま中国の田舎を訪れたのがきっかけだったという。その土地の人々と鉱物・樹木・草花・微生物などが、それぞれ別の時間軸を過ごしながら作り上げた景色に、初めて訪れた土地にもかかわらず懐かしさを感じたという。「それからは自分の住んでいる街も、今までとは少し違って見えるようになった」。

身近な風景の中にも、そこに暮らす人たちの営みや気候風土が刻まれている。「tattoos on the wall」のタイトルに、そんな思いを込めた。作品について、「これまでは印画紙にプリントしていたが、モチーフの土壁や木材などの落ち着いた色彩に合った素材を探しているうちに、最近は和紙を使うようになった」という。「今後は自分で漉いた紙での制作にも挑戦してみたい」とも。

 2月21日には、高橋さんと一緒に川越の街を散策しながら写真の撮り方を学ぶワークショップ「小江戸・川越写真さんぽ」も予定。は、高橋さんお気に入りの川越の裏路地を、写真を撮りながら散歩。観光ガイドには載っていない「少しディープな川越」を案内するという。デジカメ、スマホ、フィルムカメラ、どんな種類のカメラでも参加できる。高橋さんは使い切りカメラで参加予定。「生きていると、いろいろなことが起こるが、近所を散歩してみるとホッとするものに出合えることも。作品をご覧いただいた方がひとときでも安らぎを得られれば。どなたにも気軽に参加してほしい」とも。

 営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。水曜・土曜・日曜は高橋さんが在廊。入場時の手指の消毒、テーブルの消毒、1時間ごとの換気に加え、常時換気扇を回すなど換気を徹底して営業している。3月7日まで。ワークショップの開催時間は11時~12時。参加無料。集合と解散は同ギャラリー。小雨決行。

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