川越のナポリピッツァの店「ピッツェリア ロッコ」(川越市連雀町)が1月3日、感謝を込め医療従事者にガーリックフォカッチャまたはマルゲリータを無料で提供するサービスを始めた。
マネジャーの古杉亜矢さんが、医療従事者を支援するためにガーリックフォカッチャの提供をSNSで発信。サービスに賛同した店主の高木洋一さんが「より喜んでもらえるように」とマルゲリータの提供を追加した。見た目にもこだわり、料理はハート型にして提供する。料理は店内での食事だけでなく、テークアウトも可能。
高木さんは「世の中がコロナ禍で揺れ動く中、最前線で働く医療従事者の方々に、自分たちができることが何かないかと考えた時、食べることで少しでも元気になってもらえないだろうかと考え始めたのが『マルゲリータ無料配布』。大変な思いは皆同じ中でも、自分たちができることを。その輪が少しでも広まり、共感してもらえたらうれしい。皆でこの苦境を乗り越えていけたら」と話す。
まき窯で焼くナポリピッツァが特徴の同店。窯の温度は400℃以上になり、職人が焼き上げるピッツァは「中はモッチリ、外はサックリと香ばしい」という。「地元川越の食材も積極的に取り入れて、目指すは『街のピザ屋』」と高木さん。メニューは、マルゲリータ(950円)、水牛モッツァレラのマルゲリータ(1,380円)、ロッコ(1,300円)など。
新型コロナウイルス感染症対策で席数を24席から16席に減らし、パーティションを設置。入店時のアルコール消毒と検温を行なっている。換気の徹底や空気清浄機の設置、卓上にアルコールを常備し、マスク着用を呼び掛ける。
営業時間は、ランチ=11時30分~16時、ディナー=17時~22時30分。緊急事態宣言中は11時30分~20時。