カプセルホテル「カプセルイン川越」(川越市脇田町)が12月30日の宿泊を最後に閉館する。
同ホテルは27年間、川越唯一の男性専用カプセルホテルとして、旅行者や出張者などに利用されてきた。サウナ付きの大浴場は宿泊客以外も利用が可能で、宿泊客だけでなく近隣に住む人も「手ぶらでお風呂利用」ができるように、とタオルの無料貸し出しのサービスを行っている。
館内では、喫煙所を設けて完全に分煙しているほか、漫画コーナーやフリーWi-Fiなどの設備を提供している。
新型コロナウイルス感染症流行で宿泊客が減少するなか、「さまざまな経営努力を続けてきた」という同ホテル。しかし、「想定を超えるコロナの影響により事業の存続が難しく、苦渋の決断をせざる得ない状況」となった。
「残念ながら、12月30日をもって27年間の営業に幕を下ろす。たくさんのお客さまから、時におしかりを、時にお褒めの言葉を頂いた。利用し支えてくださったお客さまに心から感謝申し上げたい」とスタッフ一同、感謝を述べる。
宿泊料金は、デラックス=1泊4,600円、スタンダード=同3,700円。12月30日まで行っている閉館キャンペーンの宿泊料金は、デラックス=1泊4,000円、スタンダード=同3,000円。