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川越・紋蔵庵、希少種の大納言小豆を使った「あんじゃむ」発売

新商品の「あんじゃむ」3種(馬路大納言、さつま芋、みかん)とラスクのセット

新商品の「あんじゃむ」3種(馬路大納言、さつま芋、みかん)とラスクのセット

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 慶応元(1865)年創業の老舗和菓子店「紋蔵庵」(川越市古谷上)は11月10日、希少な在来品種の小豆を使った新商品「あんじゃむ」の販売を始めた。

馬路大納言の「あんじゃむ」

 同商品に使う小豆は、盆地の濃い霧と石灰質の土壌が合わさった京都府亀岡馬路でしか栽培できない希少種。馬路の小豆は色つやの美しさ、香り、風味に優れ、丹波大納言の中でも特別と称される。「畑の宝石」「幻の小豆」ともいわれ、かつては朝廷への献上品として用いられた。赤いさやの中でひしめくように育つため、豆が俵型で、うまく積み上げると3段重ねることができる。粒が大きく皮が薄くて煮崩れしない、和菓子に適したこの小豆を職人が5日間かけて丁寧に炊き上げている。

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 亀屋紋蔵の社長・小泉昌弘さんは「以前あった在来品種の多くが途絶えてしまい、現存するのはほんのわずか。馬路大納言の生産者は、次世代に残すためにさまざまな取り組みを行い、生産量の維持に努めている。こうした京都の伝統と共に受け継がれてきた馬路大納言を、和菓子というかたちでお客さまに伝え守っていきたい」と話す。

 小泉さんが勧めるのは、ラスクやトースト、アイスに添える食べ方。「好みの食べ方で、おうち時間を楽しんでいただければ」と利用を呼び掛ける。

 商品は、馬路大納言のあんじゃむ(1,000円)、あん1種とラスク5枚の詰め合わせ1号(1,620円)、馬路大納言、さつま芋、みかんの3種のあんとラスク15枚の詰め合わせ2号(4,320円)の3種類。