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川越の台湾屋台カフェ「一六八」、台湾の焼き菓子を店内でも販売開始

「一六八」の焼き菓子

「一六八」の焼き菓子

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 川越で唯一の台湾屋台カフェ「一六八(いろは)」(川越市新富町)が10月9日、日にち限定で焼き菓子の店内販売を始める。

台湾屋台カフェ「一六八」

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 これまでも電話とネットで受注販売は行っていたが、店内での定期的な販売は初の試みとなる。販売するのは、満月に見立てたアヒルの塩漬け卵黄を小豆餡(あん)とパイ皮で包んだ「蛋黄酥(ダンファンスー)」(390円)、バターと麦水あめを練った餡を包んだ中華パイの「太陽餅(タイヤンピン)」(360円)、3種のパイナップルケーキの5種類。

 台湾土産の代表ともいえるパイナップルケーキは、パイナップルジャムをクッキー生地で包んで焼いたもの。「一六八」のパイナップル―ケーキは、果肉の食感が感じられるように煮詰めた餡と、たっぷりのよつ葉バターを使った柔らかな生地が特徴。従来の小麦胚芽パイナップルケーキ(330円)、プレミアパイナップルケーキ(350円)に、台湾でも珍しいドラゴンフルーツ入りのピンクパイナップルケーキ(350円)が新たに加わった。

 台湾では、中秋節(今年は10月1日)に月餅や蛋黄酥などの焼き菓子を親しい人同士で贈り合う習慣がある。台湾南部、高雄出身の女性店主、王(ワン)さんによると、コロナ禍で台湾への旅行が難しい今、焼き菓子の注文が増えていると言う。そこで今回、台湾の国慶節(建国記念日)に当たる10月10日に合わせて店内販売を始める。10月は9日・10日、23日・24日に焼き菓子フェアを行う。

 店頭の大きなせいろが目印の同店は、本川越駅から徒歩2分ほどのバス通りに約1年前にオープン。提供している料理は全て、王さんが選んだ材料を使って手作りしている。日本人の好みに合わせたアレンジなどはせず、台湾の本場の味を大切にしているという。全てのメニューを店内、テークアウトのいずれでも提供している。

 「一六八」では、日にち限定のイベントを頻繁に行っている。豆乳スープなどの台湾の定番朝食を提供する「台湾朝めし」や、こしょう餅などの屋台メニューを提供する「夜市ナイト」、ご飯とおかずを詰めた弁当の販売などを、これまでに行ってきた。10月は16日・17日、30日・31日にも特別メニューの販売を予定している。

 営業時間は11時~16時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。水曜定休(不定休あり)。焼き菓子フェアなどのイベントの日程と内容はインスタグラムで発表する。

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