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川越・砂新田にパン店「パンピーポー」 埼玉産小麦・ハナマンテン使う

「パンピーポー」を代表するハード系パン

「パンピーポー」を代表するハード系パン

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 川越にパン店「パンピーポー」(川越市砂新田)が9月23日、オープンした。今年3月に閉店した「Boulanger Lunettes(ブーランジェリュネット)」のパン職人、若松大輔さんが開いた。

川越・砂新田にパン店「パンピーポー」 埼玉産小麦・ハナマンテン使う

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 ブーランジェリュネットから引き続き、看板商品は埼玉県産小麦のハナマンテンを使ったハード系のパン。ほとんどのパン、お菓子にハナマンテンを使っている。

 「地元のものを使おうと思ったのが最初のきっかけ。パン作りによく使われる北海道産小麦とも変わりなく、お菓子はもちろんうどんやラーメンにも使うことができる。ハナマンテンは、扱えるようになれば万能な小麦。ハナマンテンといえば私といわれるようになりたいと思って取り組んできた。やっと自分が目標としてきた姿に近づけたかなと思う」という。

 通常のパン店では、パンの仕込みから焼き上がりまで通常1日だが、ハナマンテンを使った「パンピーポー」のパンは仕込みから焼き上がって店頭に並ぶまで3日かける。午前中には売り切れてしまうことが多いが、こうした事情から売り切れたからといって追加で焼くことができない。「一人でやっているので作ることのできる量にも限りがある。完売後に来てくださるお客さまも多く心苦しい」と話す。営業日は開店30分前から開店待ちの列ができるという。

 店名の「パンピーポー」は、「本格的なパンを焼いているという自負があるからこそ親しみやすいカタカナにした」という。「英語やフランス語の名前でかっこよく決めすぎずに店名では遊びたいと思っていた。知人には本当にその名前でいいのか心配された」とほほ笑む。

 店舗デザインは「REFACTORY antiques」(飯能市)に依頼。「店舗デザインはかっこよくしたいと思い、知人の紹介で迷わずお願いした。お気に入りの植物もうまく取り入れていただき、とても気に入っている。店名を聞いて心配してくれた知人からも好評」と話す。

 若松さんは「店名や店舗デザインもそうだが、ショップの袋などちょっとしたデザインに親しみやすいように遊び心をこめた。来店の際には、本格的なパンとのギャップもぜひ楽しんでほしい」と呼びかける。

 営業時間は10時~17時。(なくなり次第終了)。日曜~火曜定休。

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