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川越で「ファーマーズマーケット」 クリスマス当日に地元産農産物や雑貨を販売

「小江戸南古谷農園」は黒米や黒米おにぎり、黒米パウンドケーキ、マコモ茶などを販売

「小江戸南古谷農園」は黒米や黒米おにぎり、黒米パウンドケーキ、マコモ茶などを販売

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「U_PLACE(ユープレイス)」(川越市脇田本町)で12月25日、今年最後の「川越ファーマーズマーケット」が開かれ、クリスマスムード漂う中、大勢の人が地元産農産物やクリスマス飾りなどを買い求め、ワークショップなども楽しんだ。

川越で「ファーマーズマーケット」 クリスマス当日に地元産農産物や雑貨を販売

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前日とは打って変わって気温が下がり北風の強い一日となったクリスマス当日の日曜、川越駅直結の複合型商業施設「ユープレイス」前広場には絶え間なくクリスマスソングが流れ、多くの買い物客でにぎわった。主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「例年ウエスタ川越で『くらしをいろどるファーマーズマーケット』を12月上旬に開いているが、日程が来年1月になり12月の予定が無くなったため、ファーマーズマーケットをクリスマスに開いてみようということになった。川越でクリスマス当日に開催されるイベントは意外に少なかったので、街中がイベントムードに包まれながら、地元の農産物や食事、雑貨やワークショップを楽しんでもらうことができて良かった」と振り返る。

これまでに開催されたファーマーズマーケットは地元農家による農産物販売が中心だったが、今回は雑貨販売やワークショップの実施が増え、初出店のショップも。石川さんは「買い物だけでなくクリスマスらしい手作り体験を用意しようという意図から、今回は特に雑貨やワークショップで初めて出店してもらったショップが多かった。キャンドルのワークショップなど、子どもから大人まで多くの人が参加してくれた。自分らしくクリスマスを過ごす、彩るという意味で、クリスマスの日にこうしたワークショップがあることが好評だった」と言う。

南古谷で代々続く米農家「小江戸南古谷農園」は「安心安全を次世代に」をモットーに、除草剤や化学肥料を使わず黒米やマコモ茶を育てている。GABAやアントシアニンなどを豊富に含むとされる黒米は、刈り取った稲の束を棒に掛ける「はざかけ」や天日干しなど昔ながらの製法で、マコモ茶はほぼ手作業で作る。イベント当日は脱穀機(だっこくき)をブースに持ち込み、「もみすり体験」を実施。子どもだけではなく大人も楽しそうに参加する様子が見られた。

石川さんは「今年はコロナ禍で活動・事業が滞った面もあったが、市内の商業施設では意欲的に展開していきたいという声もあり、さまざまな面で連携してきた。特にユープレイスでは毎月イベントを開くようになり、川越駅西口の人の流れが変わり、活性化してきたように思う。中心市街地だけでなく、郊外から発信という意味で、ウニクス南古谷で『お菓子マーケット&フラワーマーケット』を開いたことも、今年印象に残る活動だった。来年も1月30日にウエスタ川越で『くらしをいろどるファーマーズマーケット』、ユープレイスで『川越冬のお菓子マーケット』と2カ所同時開催にチャレンジする。その後もユープレイスでは毎月イベントを予定しており、川越産農産物を基点とした事業も展開する。市制100周年という節目に、川越から積極的に発信していきたい」と抱負を語る。

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