全国各地の日本酒や地元埼玉の食材を使ったメニューを提供する「日本酒割烹 伊勢藤(いせとう)」(川越市仲町7)が12月2日、オープンした。
洋風造りの店内にはカウンター席とテーブル席があり、カウンター席からは厨房を見ることができ、調理中の音や香りを楽しめる。席数は20席。酒は日本全国からセレクトした日本酒20~25種類を常備している。埼玉県の「神亀 純米酒」(グラス550円)、三重県の「作 玄乃智(ざくげんのとも)純米酒」(同500円)、佐賀県の「鍋島 純米吟醸」(同550円)など、多数取りそろえている。メニューには、数ある日本酒の中から3種類を店員が選ぶ、おまかせ地酒飲み比べセット(720円)もあり、日本酒を求め来店する客も多いという。料理も旬の食材を全国から取り寄せている。馬刺し(1,200円)は熊本から仕入れている。さらに、地元で採れた食材も使用。輸入した食材を使わず、国産の食材にこだわっている。鮮魚の刺し身や焼き物のコース料理(2,000円)などがある。
店主の後藤博文さんは「川越の観光の手助けになれれば。蔵造りの街で、訪れた人たちがくつろげる場所にしたい」と話す。「観光事業の一環として、海外に向けて日本酒や日本料理を広めていきたい」とも。
営業時間は11時30分~22時。水曜定休(水曜が祝前日、祝日の場合は営業)。