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川越在住イラストレーターともぞうさん、「Greeting Concert」で新作モビール展示

ともぞうさんと作品

ともぞうさんと作品

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 川越在住のイラストレーターともぞうさんが、来年1月9日に川越市やまぶき会館(川越市郭町1)で開かれる「Greeting Concert」で新作のモビールを展示する。

ともぞうさんの作品

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 ともぞうさんは高校卒業後、都内でOLとして働きながら夜間の専門学校でグラフィックデザインを学び、その後アーティストアシスタントや食品会社のPOP制作の仕事を経て、現在フリーランスで活躍している。公共財団法人川越市施設管理公社アーティストバンク(KFPアーツ)登録のアーティストで、川越市や川越近隣市でワークショップや制作活動を行っている。過去の主な制作実績は大塚商会 会社案内(イラスト担当)、モッズ・ヘアキャンペーン用 CAFEメニュー看板製作、(公財)川越市施設管理公社(KFP)シンボルマーク・ロゴマーク製作、(社福)ウィング「放課後等ディサービス・児童発達支援・ショートステイ」(にこにこ・ぬくぬく)ロゴマーク制作、その他グッズデザインも手掛けている。

 毎年個展を開催するほか、東京・台湾で開催された、100人のイラストレーターによる合同個展「Girls Illustration Exhibition #20」にも参加するなど、精力的にアーティスト活動を行っている。週に一度社会福祉法人ウイング「ワーク&ライクのびっこ(パレット班)」でメンバーたちの描いたアートを用いたTシャツやトートバッグなどのデザインの担当もしている。

 イラストだけでなく北欧の室内装飾の「モビール」など、立体物も制作し、「モビールは形そのものだけでなく、光によって微妙に変化する影を見るのも面白い。影絵遊びのような感覚で子どもたちに親しんでもらえれば」と語る。今回の同コンサートに向けて、時の鐘や人力車、川越まつりの山車やちょうちんなど、川越をモチーフにしたモビールを制作中だという。

 「都内で仕事をしていたときは、都会的な風景や人々をモチーフに作品を作ることが多かった。川越に引っ越してきてからは時間にも余裕ができたこともあり、犬の散歩や草むしりなどで自然に触れる機会がすごく多くなった。川越の独特の雰囲気や、のどかな風景を見ていると、自然と『自然のもの』をデザインのモチーフに使うことが増えてきた」と話す。「川越に拠点を移してから、外面的なデザインより、人の心や『内なるもの』を表現するデザインにこだわるようになったかもしれない」とも。

 ともぞうさんは川越市内で、モビール作りや風景画制作体験会などのワークショップも積極的に開催している。「私自身がイラストレーションの勉強を独学で学んできた部分が大きいので、イラストやデザインは『こうでなければいけない』というものが全くないのだということを伝えたい。一番大切なのは自分が楽しみながら自由に作れることだと思う」と語る。「ワークショップで人に教えるという経験も最近になって始めたことなので、『教える』というよりは、一緒に楽しみながら作品を作り上げていくという工程を大事にしたい」とも。

 「この街には親身になって応援してくれる人がたくさんいる。そういう方たちにアートで恩返しをしていきたい。この街で起こる楽しいことやうれしいことは自分一人だけでなく、いろいろな人と共有していきたいので、人と人がどんどんつながっていく手伝いをしたい」と展望を語る。

 開演時間は13時。ロビー展示は9時30分~。入場料500円(ロビー展示は観覧無料)。

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