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川越で「小江戸川越お茶と暮らしマーケット」 50店超出店、闘茶体験も

前回の「和くわく市&河越お茶日和」の茶販売店ブース

前回の「和くわく市&河越お茶日和」の茶販売店ブース

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 川越市内外の茶農家・菓子店・雑貨店などが出店する「小江戸川越 お茶と暮らしMarket(マーケット)」が3月10日、ウェスタ川越交流広場とウニクス川越にぎわい広場(川越市新宿町)で開催される。

前回の「和くわく市&河越お茶日和」では器も多数販売

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 「川越最大の和と茶の祭典」として、「川越の和文化」がテーマの「和くわく市」と茶の魅力を紹介する「河越お茶日和」が2022年に誕生し、昨年は同時開催した。今年は「お茶と暮らし」をテーマに50以上の事業者が集まり川越の茶文化を発信する。主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「収穫の秋には名物のサツマイモ、春には茶と、川越では特に歴史・文化あるこの2つを大事にしている。季節の風物詩としてイベントを根付かせようと、今回の『お茶と暮らしマーケット』は『お芋フェス』を超える規模で実施する」と話す。

 当日は、抹茶、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、紅茶、台湾茶、中国茶、ハーブティー、マコモ茶など、さまざまな種類の茶ドリンクや茶を使った和洋菓子を多数販売する。織物、着物や帯をリメークして作った小物や雑貨、アクセサリー、器など、「暮らしを豊かにするもの」をテーマにした和の商品を扱う出店も。苔(コケ)テラリウム、フラワーアレンジメント、苔玉、竹とんぼ、筆ペンを使った書など、さまざまなワークショップも行う。

 邸宅カフェ「Maison de Route brillante(メゾン・ド・ルーテ ブリランテ)」は、鎌倉時代末から室町時代に流行した茶の産地や銘を当てる遊び「闘茶」を現代風にアレンジした「聞茶体験(プチ戦国茶会)」を、日本茶インストラクター協会埼玉支部は「お茶のいれ方教室」を、野外特設会場では風雅の会真鍋宗正一門による野点(のだて)を、川越藩行列保存会は「侍との記念撮影」を、「川越の街に着物姿を増やす会」による和裁の実演と根付け体験を、それぞれ行う。

 初出店も多く、茶関連では「川越紅茶館coeur a coeur(クーラクー)」がロイヤルミルクティーやスコーンなどを、「Cafeプラグ」は中国茶、ゴマ団子、マーラカオ、茶のジェラートなどを、「NELSONS TEA」は紅茶の本場スリランカから直輸入したセイロンティーや茶を使った食品を、それぞれ提供・販売する。

 茶に合う飲食では「結家(むすびや)」はおはぎ、おむすび弁当、お汁粉、焼き菓子を、「紫水(しすい)」は焼きたてのきんつばや上生菓子を、「anflower_sweets(あんフラワー スイーツ)」は餡(あん)で絞った花をのせたマカロン、練り切り、花団子、花おはぎ、花羊羹、川越芋チップなどを、「菓子工房Hiro」は抹茶の「天使のおやつ」やカヌレなどを、「小粒」は有機のほうじ茶、緑茶、紅茶などを使った焼き菓子やデザートを、「petit a petit(プチタプチ)」は抹茶の米粉クレープを、「クラフトカフェ」は抹茶のベビーカステラ、ドリンク、綿菓子などを、「TENTOUMUSHI KAWAGOE」は抹茶のキッシュなどを、「焼き栗ちきりや」は、その場で焼き上げる焼き栗や茶を、それぞれ提供・販売する。

 初出店となる雑貨の「misinn_ito(ミシンいと)」が古い着物や帯を、「Moss&Greens(モスグリーン)」は苔テラリウムの販売とワークショップを、それぞれ実施・販売する。

 石川さんは「川越には昔から日本茶(河越茶)が根付き、近年は日本茶に限らずさまざまな種類の茶を提供する店が増えている。『お茶の街・川越』を楽しんでもらおうと、たくさんの茶関連の事業者が集結し、川越の茶文化を発信するのが、このイベント。ぜひ多くの人に来て見て体験して楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時30分~15時。小雨決行、雨天中止。プチ戦国茶会(参加費1,500円)は10時より整理券配布。

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