最明寺(川越市小ヶ谷町)で3月4日、ハレの日を祝う記念イベント「花まとい」が開催された。
着物を着て頭に生花をまとい、寺院で記念写真を撮影する同イベント。コロナ禍で成人式や結婚式、卒業式などの式典が延期や中止になってしまい、ハレの日に着物を着る機会が奪われてしまった人などに、「何とかハレの日を特別な記念として残すことはできないか」と川越の着物アドバイザー、ヘアメーク、フローリスト、カメラマンの女性たちが中心となり企画した。
3月4日に開いた1回目には、プロフィギュアスケーターの小川真理恵さんがモデルとして参加。ダリア、ガーベラ、マムなどのかれんな花が小川さんの頭を鮮やかに彩った。
最明寺・副住職の千田明寛さんは「寺院が多い小江戸の街で、古くから存在する伝統的な寺院を開放して撮影ができる。『花まとい』の新しい美しさで、コロナ禍でも人生を前向きに進むエネルギーにしてほしい」と話す。
今後の開催は3月28日、4月2日、11日。正規料金は11万円だが、各日先着1人はSNSやHPで顔出しが可能な方でモニター料金の8万8千円で撮影可能。問い合わせ、予約は最明寺で受け付けている。