川越で150年以上続く松村屋旅館(川越市元町1)の一角に11月29日、和牛ひつまぶしを提供する「川越うし川」がオープンした。
同店は、川越の焼き肉店「シンラガーデン」を経営する新羅ガーデンが出店。これまでに培ってきた肉の仕入れルートなどを生かし、A5ランクの和牛を使った「川越らしい」メニューを提案する。
「和牛ひつまぶし御膳」(2,600円)には希少性が高い部位「カタサンカク」を使い、「ローストビーフ」と「炭火焼き」の2つの方法で調理。わさび・おろしポン酢・七味唐辛子・さんしょうなどの薬味を付けながら味の変化を楽しむことができる。最後は和牛ひき肉と実ざんしょうで作った特製の牛そぼろをのせ、だしを注ぎ、お茶漬けにして楽しむ。
ひつまぶし以外にも、和牛バラ肉炭火焼き御膳(1,800円)や和牛サーロイン御膳(4,500円)などの和牛料理を提供する。和牛ひき肉と川越産「小江戸黒豚」を1対1で合わせた「小江戸メンチ」(290円)は、食べ歩きをしたい観光客が利用しやすいよう店先の窓越しにテークアウト販売する。
西川明良社長は「ずっと川越で商売をしてきたので、得意分野を生かして川越の魅力を伝えながら地元に貢献したい。観光の方にも地元の方にも和牛を楽しんでいただければ」と話す。
席数は40席。現在は新型コロナウイルス感染症対策で席数を減らし、間隔を空けて案内している。その他、入店時の手指消毒と検温を行い、店内には除菌機2台を設置する。
営業時間は、ランチ=11時29分~14時、ディナー=17時~21時。