現在開催中のイベント「川越コーヒーデイズ」の一環として、「川越コーヒーフェスティバル・ミニ」が11月29日、蓮馨寺(川越市連雀町)で開催され、多くのコーヒーファンが訪れた。
当日は感染症対策を徹底し、来場者は会場入り口で検温と手指の消毒を行った後、黄色い紙製の輪を手首に巻き、自由に入退場ができるようにした。実行委員会の高綱さんは「分かってはいたものの、感染症対策などの準備でいつもより気を遣うことが多く、開催前の1週間はほとんど寝ることができなかった。実際に開催してみて反省点も多くあった。今年一年、とても大変な思いをした多くの方々が、おいしいコーヒーやフード、すてきな野外音楽をゆったり体験することで、少しでも癒やしの時間が提供できていたら」と話す。
会場には参加コーヒーショップのほか、3人の焙煎(ばいせん)士によるコーヒーの飲み比べや、市内外の有名フード店のブースが並び、来場者は野外ステージでのライブミュージックと共に飲食を楽しんだ。
「行列ができたり完売したりした店が多く、少しほっとしている。いつも参加してくださるコーヒーショップは、今年のイベントが全て中止になり今回が初めての参加とのことだったので、そのような機会を作ることができて良かった。毎年恒例の行事として川越コーヒーフェスティバルを楽しみにしてくださる皆さまから温かい言葉も頂き、うれしい気持ちでいっぱい。どのような形かはまだ分からないが、どんな状況でも心がワクワクする何かを作り出せないか、今後も考えていきたい」と高綱さんは意欲を見せる。
現在実施中のキャンペーン「川越コーヒーデイズ」では、事前に購入したステッカーを利用して参加25店のメニューを楽しめる。「焙煎士3人による飲み比べ用限定コーヒー豆のオンライン販売は大変好評だったので、第2弾も予定している。ぜひチケットを使っておいしいものを食べて、年末まで続くキャンペーンを楽しんでほしい」と呼び掛ける。
参加用のステッカーはオンラインと参加3店舗で販売中。キャンペーンは12月30日まで。