2021年から地域リーグへ参戦する「COEDO KAWAGOE F.C」が、フロント、監督、選手をそろえ活動を始めた。
COEDOKAWAGOE F.Cとしてのセレクションを開催。海外でのサッカー経験者含めた30名もの選手が集まった
同チームは、中学校の同級生だった社長の有田和生さんと取締役の中島涼輔さんが中心となり、2020年7月からチーム発足に向け準備を進め、2020年10月には株式会社としての法人化も完了した。
有田さんは「現在のコロナ禍が、大学生の時に起こった東日本大震災を思い出させる。地域を元気にできるような取り組みがしたい」と話す。一方で「いつかプロのサッカーチームの経営に携わりたい」と考えていた中島さん。2人の思いが重なり、「大好きな地元・川越を、大好きなサッカーで元気にしたい」と同チームが発足した。
同チームのビジョン「Exceed The Limit」は、「フットボールクラブを通じて、挑戦し過去の自分たちよりも常に挑戦し成長し続ける」こと。「フットボールクラブを通じて、川越に夢と希望を創出し続ける」ことをミッションに掲げている。バリューは、COEDOの頭文字を取り、「CO」協力(Cooperation)、「E」尊重(Esteem)、「D」発展(Development)、「O」克己(Overcome)。
中島さんは「川越にJリーグを目指すクラブを作るとSNSを中心に発信してきたが、非常に反響が大きい。選手はもちろん、フロントや監督として参加したいという連絡が多く、サッカーというスポーツの魅力を改めて感じた」と話す。
有田さんは「さいたま市にはプロサッカーチームが2つもあり、所沢にはプロ球団がある。しかし、埼玉県で人口が3番目に多い川越にはプロスポーツチームが無い。その分、期待感がある」とも。
チームのミッションでもある「川越に夢と感動を創出し続ける」ためには、クラブが健全な状態で継続されていく必要がある。スポンサー、チケット、グッズによる収益以外にも、地域と連携した収益も検討していくという。
同チームは来春の川越市2部リーグから公式戦へ参加し、2030年までにJFL(日本フットボールリーグ)への参戦を目指す。