全長300メートル、幅30メートルの屋根付き全天候型の狭山スキー場(所沢市上山口)がリニューアルし、11月12日、今シーズンの営業を始める。
今回のリニューアルは、西武ライオンズとコラボしたスノーエスカレーターの登場、キッズゲレンデの新設、新料金プランの3点が目玉。新しいスノーエスカレーターは、ゲレンデ中腹までの「レオ ウェイ」と、中腹から山頂までの「ライナ ウェイ」の2基で構成。中腹の緩斜面からも滑走できるため、初心者や子どもでも安心して楽しめるという。
西武レクリエーション・運営管理部の串原康夫さんは「小さなお子さまにも、雪やスキー、スノーボードに親しんでもらい、将来的にスキー人口増に寄与することが、都心に近く、早い時期から滑走できる狭山スキー場の役割の一つと考えた。従来のリフトは4歳以下では乗車ができず、山頂まで直通運転のため、急斜面からの滑走しかできなかった。小さなお子さまや初心者の方に優しいスキー場にしたいと考え、年齢制限がなく、緩斜面で途中下車できるスノーエスカレーターを導入することにした。また、一般ゲレンデとは別にキッズゲレンデを新設することで、スキーヤーやスノーボーダーを気にすることなく、安心安全にそりや雪あそびを楽しめるようにした」と話す。
併せて、「小さなお子さまや初心者の方がスキーやスノーボードにチャレンジするきっかけになるよう、施設のリニューアルと同時に料金プランを工夫し、レンタルグッズを入れ替えた」とも。新しい料金プランでは利用時間により料金を細分化したため、利用者が希望に合ったチケットを選択できるようになった。
串原さんは「狭山スキー場は、さまざまな『きっかけづくり』をサポートするスキー場に生まれ変わり、11月12日にリニューアルオープンする。コロナウイルス感染症予防対策を行いながらの営業とはなるが、ぜひ皆さまにお越しいただければ」と呼び掛ける。
営業時間は10時~21時(通常)、22時~翌6時(オールナイト)、10時~18時(春スキー、12月31日、1月1日)。営業は2021年4月11日までを予定。