ウェスタ川越・ウニクス川越(川越市新宿町)で12月8日、「くらしをいろどるファーマーズマーケット」が開かれる。
「くらしをいろどるFarmer'sMarket」過去開催の様子
新鮮な川越の農産物や、それを使ったメニューと共に「暮らしを彩るさまざまなものを詰め込んだ」という同イベント。2016年に行われた「川越の『おいしい』そろいました」というイベントを発端に、川越市、民間団体、行政施設、商業施設が連携し、「地産地消のイベントや活動を盛り上げたい」という思いの下、実現したという。今回で3回目となり、毎年盛り上がりを見せている。
今回の出店数は98ブース。農家と飲食店のコラボブースなどもあり、100団体以上が参加している。実行委員会会長の清水さんは「今年は出店者交流会も実施し、イベント当日にはできない出店者同士の交流や、農家と飲食店のマッチングも行った」と話す。「生産者と商業者がつながることはうれしいことで、このイベントのもう一つの狙い」だという。
当日は、さまざまな店が所狭しと軒を連ねる。川越の農家と農産物が集結する「生産者」ブースでは、採れたての冬野菜をはじめ、卵、米、蜂蜜やソースなどの加工品、生花などを販売。農産物直売所「@FARM」は、酵素を使った土で育てたトマトの他、収穫した作物を使ったパスタソース、ジャムなどを販売。「江田養鶏場」は、餌にこだわって育てたイサブラウンという品種の鶏の卵や、洋菓子店「ロンシャン」と共同開発した「たまご屋さんのなめらかプリン」を販売。障がい者就労支援施設「まごころファーム川越」は、水耕栽培・完全無農薬品で作ったハーブやシイタケなどを販売する。このほか、市内20以上の生産者が自慢の農産物を並べる。
「川越産農産物と飲食店の共演」ブースでは、市内40以上の飲食店が肉料理、カレー、パン、スープ、ピザ、コーヒー、アルコールなど、川越産の素材を使ったグルメを提供。限定グルメも登場する。
「小江戸川越お菓子マルシェ」ブースでは、老舗から新規オープン店まで、川越の和菓子店・洋菓子店合わせて12店が出店する。
「雑貨・くらしをいろどるモノたち」ブースでは、9店がハンドメード雑貨、食器、家具、アクセサリーなどを販売。
ワークショップコーナーも展開。「FOODワークショップ」では、「たばちゃん農園」で作られた大根とベトナム料理店「フォータカハシ」がコラボした「たくあん作り」や、「パン教室Olive」が「利根川農園」のさつま芋を使って作る「ポリ袋で作る茹(ゆ)でパン」などの体験のほか、スパイス会社のカレーパウダー作り、女子栄養大学のお菓子作りなどが楽しめる。食のワークショップ以外でも、「体験・ものづくりワークショップ」コーナーとして、キャンドルやガーランドなどのクリスマス小物、カービングやフェイスペイント、型友禅、寄せ植えなどの体験を用意する。
「ステージコーナー」では尚美学園大学の企画・運営で、音楽やダンスなどのショーも設ける。同時開催として、ウニクス川越室内会場でヨガレッスンと座禅体験も行う。
清水さんは「当日は、尚美学園大学によるステージや、女子栄養大学、大宮スイーツ&カフェ専門学校によるワークショップなど、学生たちの取り組みや活躍も見どころ。川越で取れるおいしい農産物と、それを使った食事、それらを彩る雑貨や音楽、人と人とのつながりなど、これからも川越の魅力を伝えるイベントにしていきたい」と意気込む。
開催時間は10時~15時。小雨決行。荒天中止。入場無料。