埼玉県東松山市名物の「みそだれやきとり」で知られる焼き鳥店「ひびき」(川越市霞ヶ関北)が6月末より、グループ飲食店全店でひびきオリジナル日本酒「ひびき仕込み鏡山2019」の提供を始める。
同商品は小江戸鏡山酒造(川越市仲町)と「ひびきの『みそだれやきとり』に合う日本酒」をコンセプトに共同開発した「平成仕込み・令和搾り」の記念商品。
「ひびき」は川越八幡通りの1号店をはじめ、「ひびき庵」などの居酒屋展開で埼玉県、東京都内で店舗を拡大している焼き鳥店。豚のこめかみ部分を使った「かしら串」にピリ辛の秘伝のみそだれを塗った「やきトン」が名物。
日本酒「鏡山」は、かつて川越に存在した老舗酒蔵「鏡山酒造」が手掛けていた酒。
1999(平成11)年に100年以上の歴史の幕を閉じたが、再興を望む行政や市民の声を受け、地元有志らにより2007(平成19)年「小江戸鏡山酒造」を設立、復活を遂げた経緯がある。
「ひびき仕込み 鏡山2019」は純米大吟醸酒と純米酒の2種類があり、それぞれ黒と赤のモダンなデザインのラベルを貼る。黒いラベルの純米大吟醸は、原材料に酒米「山田錦」を使用。濃厚旨(うま)口で日本酒初心者にも合う飲み口が特徴。グラス(90ミリリットル)で842円。赤いラベルの純米酒は 酒米「彩のみのり」を使い、酵母は小江戸鏡山酒造では初めてリンゴ酸高生産性多酸酵母を使用。もぎたてのリンゴのような香りと、のどごしの爽やかさが特徴。グラス(120ミリリットル)で734円。
ひびき広報担当の佐山さんは「それぞれ「搾りたて・生原酒・火入れ」の3種類がある。飲み比べで味わいの違いを楽しんでほしい」と話す。「赤」と「黒」2種の飲み比べは各6ミリリットルで950円。
営業時間は店により異なる。