川越市内を中心としたパン店とコーヒー店が一堂に集まる「日々の暮らしとパンと珈琲(コーヒー)」が11月11日・12日、「U_PLACE(ユープレイス)」(川越市脇田本町)で開催され、大勢の人でにぎわった。
例年よりも暖かな日が続いた数日前から打って変わって気温が下がった週末、朝から多くの人が会場を訪れ、温かな一杯で暖を取った。複数のパン店で購入したものを持ち帰る人のほか、会場内に設けた飲食スペースに座って、すぐに食べ始める人の姿も多く見られた。
主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「出店者も来場者も、土曜がいい、日曜がいいと、どちらの意見もあり、3年目の今回は初めて2日間の開催にした。それぞれの曜日限定の出店があり、どちらの日に来ても新たな発見があるようにしたところ、両日来場する人も多かった。混雑もうまく分散でき、2日間楽しんでもらえたと思う」と振り返る。
出店したパン店の中には開始後1時間もたたないうちにほぼ完売になる店もあり、「過去に出店した別のイベントを参考に(パンを)用意したが足りなかった」という悲鳴も。「初めて出店したが、川越での反響の大きさに手応えを感じた」「ぜひまたこのイベントに出店したい」などの声も聞かれた。
石川さんは「今回の初挑戦がうまくいったので、次回も2日間の開催にしようと計画している。近くのウエスタ川越で開催された『かわごえ産業フェスタ』と同日というのも良かったので、こちらも継続したい。川越はもちろん、埼玉県内から幅広く出店してもらい、より多くの人にパンとコーヒーの組み合わせを楽しんでもらいたい」と意欲を見せる。