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川越で「新商品・新サービス合同記者発表会」 新しい発想の新商品並ぶ

参加メンバーの記念写真

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 「第2回 新商品・新サービス合同記者発表会」が11月6日、ラ・ボア・ラクテ(脇田本町)で開催された。主催は川越商工会議所。

2023年・川越 新商品・新サービス合同記者発表会

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 同イベントは今年で2回目。同会議所が手がける小規模事業者支援プロジェクトの一環。専門家から広報の知識を学んだ8社が、新商品・新サービスのターゲットやコンセプトを練り直し、発表会に臨んだ。

 創業200年の川越の漬物店「河村屋」(川越市幸町)は「食彩が織りなす漬物寿司(ずし)」を発表。チーズやオリーブオイルなどの洋風の食材や調味料と組み合わせた創作ずし。わさびナスの漬物にルッコラとオリーブオイル、チェダーチーズを合わせたすしや、タマネギの赤ワイン漬けとひよこ豆のフムスを組み合わせたすしなど、色とりどりの漬物寿司8貫とサツマイモのデザート、汁物をセットにして2,000円で販売。河村屋10代目の染谷静香さんは「ワインにも合う見た目も味も華やかなすし。今後はこの漬物寿司を祝膳とした、家族婚などのサービスも考えている」と話す。

 ガラス加工会社「武蔵野ファインガラス」(下赤坂)は11月11日、「KOEDO川越硝子」ブランドとして販売する切子グラスの新作「グラデーション万華・桜」(1万6,000円~)を発売した。電子ディスプレーや半導体ガラス基板の加工製造も行う同社は、特殊技術と伝統工芸を融合した商品開発も行っている。同商品は、「ケミカルエッチング(化学溶解)」技法でグラデーションや花模様を表現する。特徴は、同技法で表現した滑らかなグラデーションと、底部分に加工された桜模様が、透明の液体を注ぐと側面のガラスに反射する仕掛け。

 築120年以上の古民家をリノベーションした「cafe プラグ」(喜多町)を経営する「プラグ」(元町1)は、川越のクラフトジン「棘玉(とげだま)」を使ったジェラート「TOGEDAMA ジェラート」(1,500円)を開発。一般的に、アルコールは度数が高いと凍りにくいが、特別な製法で凍らせてジェラートに加工。11月11日に販売を始めた。パッケージには障がい者アートを使い、障がいを持つアーティストにも売上金から報酬を分配していくという。味は「ソルト」「ミルク」の他、季節の食材を使った「季節のジェラート」も用意する。

 「極生ぷりん専門店 にこ田」は11月7日、「極生ぷりん」の新作「パンプキン」(430円)と「珈琲(コーヒー)」(420円)を発売。パンプキンは「くり将軍」という品種のカボチャを使い、着色料は一切使わずに作ったカボチャ味。珈琲はコーヒーパウダー付き。コーヒー味のプリンにサクサクとした食感のほろ苦いパウダーをかけて食べる。パウダーをかける前と、かけてすぐのサクサクした食感、パウダーが溶けてコーヒーソースに変化してからのほろ苦い味の3段階を楽しめるという。

 鉄板焼きレストラン「TePAN Le OMUS(テッパン・ル・オムス)」(幸町)を経営する「オムス」(同)は5つの体感型ライブキッチン「小江戸間(COEDOMA)」の一般予約を11月8日に開始。同サービスは、いろりのある個室で炭火焼きを提供する。埼玉県産「金ゴマ」のゴマ油搾り体験や、川越市在住の桐たんす伝統工芸士の茂野貴夫さんが製作した特注の桐箱とかんなで削る「かつおぶし削り体験」、いろりで目の前でシェフが「幻の所沢牛」を焼き上げる演出など、いろいろな体験から「目で見て、鼻で香り、耳で聞き、手で触り、舌で味わうことで五感を使って料理を楽しんでもらう」体験型のコース。ランチ(1万2,000円)、ディナー(1万6,500円)共に1日1組限定。

 カルチャースクールを経営する「川越の翔(しょう)」(脇田本町)は小学生とその保護者に向けて「わくわくが止まらない!科学マジック教室(通称「わくマジ」)」を11月23日に始める。特徴は「大人も驚くような」科学マジック。子どもの発想力や論理的思考を養うことを目的としている。講師はマジック界のオリンピック(FISM)で、2009(平成21)年に世界5位となった持木翔平さんが務める。11月23日にウェスタ川越(新宿町1)で「わくマジ無料体験教室」も開く。

 酒販店の「堀越商店」(坂戸市中小坂)は配達車両を利用したPR代行サービス「白いペルシュロン」を発表。川越エリアの飲食店にも酒を配達する同社は、配達車に使う白い軽自動車の側面と後部に、企業のPR広告をラッピングする。ペルシュロンは北海道のばんえい競馬の馬種。ばんえい競馬の広告塔でもあり、昔は輸送手段としても飼育されていたことから、馬好きの堀越洋一社長が命名。広告デザインから同社のデザイナーが担当。酒の配達というルートを利用し、地域内での宣伝を担う。価格は1カ月1万円~。2024年1月22日のサービス開始に伴い、モニター企業3社を募集する。

 家具塗装などのサービスを提供する杢和(きわ)工房(下松原)は11月12日、「デザイン性の高い」メッセージボード「KODAWARI(こだわり)」(8万8,000円)の販売を開始。木製のパーツを組み立てて木工の技術を使い「西洋アンティーク調」の風合いに加工。木の板に黒板塗料で加工し、黒板のメッセージボードに仕上げた。本間博士社長は「市販のメッセージボードは、アルミフレームなどのシンプルで無機質なデザインが多いが、個性的でこだわりのある店では浮いてしまう。カフェやバー、フラワーショップなどで、内装にこだわりを持つオーナーに薦めたい」と話す。色は「ナチュラルブラック」「ホワイトパウダー」の2色。

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