川越商工会議所が12月5日、市内の事業者による商品やサービスの展示会「川越 mini EXPO 2022」を初めて開催することになり、出店希望者の募集を8月24日に始めた。
コロナ禍で川越市内の小規模事業者はさまざまな影響を受けており、営業力の強化や販路開拓が必要となっている。同様に百貨店や大型商業施設でも客足が遠のくなどし、生活必需品の充実だけでなく、地域企業や地元の特産品の取り扱いを充実させていく動きなど、アフターコロナに向けた営業転換が迫られているという。
同イベントは、小規模事業には自社製品やサービスのPRや販売ノウハウの習得、販売を通じて営業力強化や販路拡大が期待され、百貨店や大型商業施設には地元の商品・サービスを扱うことで顧客ニーズに応えるという、それぞれの課題を解決することを目的に開く。
同会議所担当の大平佳嗣さんと小林祐介さんは「川越には魅力的な商品を扱う事業者がたくさんいるが、情報発信できる機会は少ない。展示会で店舗バイヤーとのマッチングに成功すれば、百貨店や大規模商業施設での販売機会も得られる。商品の魅力をPRする良い機会になれば」と期待を込める。
出店希望事業者の受け付けは9月30日17時まで。会員でなくても応募可能だが、募集は50事業者程度で、申込後に審査がある。販売会「川越 mini EXPO セレクション」は、川越市内の百貨店や大型商業施設内を会場に2023年2月頃の開催を予定している。