東京国際大学(川越市的場北1)の現役大学生が起業し英語教育事業を行う「Tres&Cy(トゥレスアンドシー)」(かすみ野3)が4月1日、川越に住む子どもを対象に、国際経験のある大学生と学ぶサービス「English School NOじゃぱにーずLearnド」の提供を始めた。
東京国際大生が起業 子ども対象に日本語を使わない英会話教室始める
同サービスは5~8歳の子どもを対象とし、「2時間日本語を使わない」をコンセプトに、英語に触れる環境を提供するもの。一般的な英語を教える学校や教室とは違いアウトプット重視で、日本語を使えない代わりに音楽やゲームを通じて自発的に英語を話そうとする環境を作り出す。
講師は同大現役大学生で、それぞれアメリカの長期留学経験者やコロナで留学には行けなかったものの学内の英語環境で語学力を伸ばしたという学生。日本文化だけでなく、さまざまな文化に触れ、子どもたちと触れ合う経験がある人に限定し講師を選んでいるという。
昨年、コロナ禍でコミュニケーション不足による子どもたちのストレス緩和を目的に、オンライン家庭教師として英語を教えていた同サービスだが、利用客の「オンラインだと子どもの集中力が途切れやすい」「英語を習うというよりは楽しんで実践する場で触れさせたい」などの声からリアルの場でのサービスを開始。代表の楠友花さんは「英語にまずは触れてみて、教わるというよりは実践ベースで子どもたちが英語を使いながら楽しく過ごせる場所にしたい」と話す。
授業では、1グループ4~5人の子どもに対して大学生講師1人が対応する。英語の歌を歌ったり、本の読み聞かせや英語の動画を用いたりして、耳にアプローチする方法で英語に触れる。子どものスピードに合わせて、ボードゲームなどを使い楽しみながら英語を習得でき、ワークや前回の復習を反復的に繰り返すことで記憶の定着を図る。授業の様子は、限定公開のユーチューブでも見られるようにした。
楠さんは「チケット制を導入しているので、他の習い事や用事との兼ね合いで無駄になることもなく、始めやすく続けやすい。体験はワンコインなので、2時間預ける感覚でも構わない。新学期も始まり、新しいことをお子さまに体験させてみては」と話す。同サービスを通して「子どもたちには、その先の英語学習だけでなく、英語を通じて違う価値観があることを知ってほしい。縁があって地域のカフェと協業できることになり、地域の活性化・集客にも貢献できれば」とも。
スクールは月曜16時~18時に開講。料金はチケット制で、1回=2,000円、5回券=9,900円、10回券=1万8,700円。初回体験は500円(事前予約のみ)。