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狭山で童絵作家・池原昭治さん企画展「残しておきたい狭山の風景」

狭山市立博物館外観

狭山市立博物館外観

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 狭山市立博物館(狭山市稲荷山1)で現在、「童絵作家・池原昭治展」が開催されている。

狭山で童絵作家・池原昭治さん企画展「残しておきたい狭山の風景」

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 池原さんは、「川越市文化財かるた」「まんが日本昔ばなし」の演出、作画、美術を担当するなど、アニメ業界で活躍。現在は狭山市在住で、埼玉県の民話や昔話を収集し、独特のほのぼのとしたタッチで童絵を描いているほか、「小江戸川越大使」「狭山市観光大使」も務めている。

 同展では「残しておきたい狭山の風景」「狭山市郷土かるた」の原画を展示するほか、企画展のために描き下ろされた屏風(びょうぶ)絵を展示している。「残しておきたい狭山の風景」では、池原さんが「広報さやま」で描いた作品の中から、狭山市の文化財などが描かれているものをテーマに展示。狭山の風景マップを用意し、池原さんの童絵の魅力に触れながら、狭山市の歴史や文化財、祭りなどを知ることができる工夫を施す。「狭山市郷土かるた」では、昭和と令和に制作した原画を展示し、狭山の時代の移り変わりだけではなく、池原さんの作風の変化も楽しめるようにした。

 池原さん特製の童絵ぬり絵コーナーやアニメーション映像の上映、作品の前で記念撮影が行えるフォトスポットもある。同館学芸員の肥沼育実さんは「作品にはかわいらしい子どもたちの絵も多いので、家族連れの人が多く来館している」と話す。

 肥沼さんは「大人から小さいお子さままで楽しめる内容になっている。池原先生の絵の中には、博物館の隣にある稲荷山公園が描かれているものもある。ぜひ立ち寄って企画展ともども楽しんでいただければ」と話す。

 開館時間は9時~17時。入館料は、一般=200円、高大=150円、中学生以下無料。5月15日まで。

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