「食パン工房HappyBread(ハッピーブレッド)」(川越市松江町1)が7月31日から、コッペパンを使った新商品を販売している。
同店では、カナダ産の高品質の小麦粉と、カルピスを作る際にしかできない希少な「カルピスバター」と「カルピスクリーム」を使った食パンが主軸商品。蜂蜜や生クリームを使い甘く仕上げた「高級食パン」が流行しているが、同店のパンは「甘すぎず、風味が良く、もっちり」して「毎日食べても飽きの来ない食パン」を売りにしているという。
今回は、その食パンの製法を生かしてコッペパンを商品化。甘いものに合わせて「しっとり柔らか」になるよう開発したという。「あんこ&ホイップコッペ」(240円)、「イチゴジャム&ホイップコッペ」(220円)、季節のフルーツを挟んだ「フルーツコッペ」(450円~)などデザート系のコッペパンを取りそろえる。
店長の幸田さんは「手軽な値段でおいしいコッペパンを楽しんでもらいたかった」と商品開発への思いを話す。季節のフルーツを使いながら500円以下に抑えるため、仕入れ業者からだけでなく、「自らのフットワークを生かして安価で質の良いフルーツを仕入れている」という。フルーツやパンがつぶれないよう一つ一つ手間暇をかけてパックに個包装しているのも、幸田さんの「食べやすく、楽しく」のこだわりからだという。季節の商品のラインアップは、ナガノパープルやシャインマスカット、ブルーベリーなど、その日の仕入れ状況によって変わる。現在は秋に向けて、川越芋のペーストを使った商品も計画しているという。
「今後は地元の生産者と連携し、形やサイズがふぞろいなどで市場に出しにくいフルーツなどを活用していきたい。その取り組みを続けていけば、食材ロス削減などの一環として社会貢献にもつながるのでは」と幸田さん。今後も季節に合わせた商品を、価格を抑えて提供する意欲を見せる。
営業時間は9時~19時。コッペパンやトースト商品と一緒にドリンクを注文すると100円引き。コッペパンは事前予約も可能。イートインもできる。