川越の和菓子店「紋蔵庵(もんぞうあん)」(本店=川越市古谷上)が、6月16日の「和菓子の日」にちなみ、創作オリジナル上生菓子「虹の華」(300円)を15日・16日の2日間限定で販売する。
「紋蔵庵(もんぞうあん)」の創作オリジナル上生菓子「虹の華」
「和菓子の日」は848年6月16日、仁明天皇が16の数にちなんだお菓子や餅などをお供えして、厄よけ、健康招福を願ったという由来がある。以後、めでたい行事として江戸時代まで幕府や民間でも行われていた。
「和菓子の日」をきっかけに、普段あまり和菓子を食べない20~30代にも興味を持ってもらえるようにと考案した同商品。6色のあんを、包みぼかしという技法で色の境目をぼかし、へらで花びらの大きさを変えることで「淡いけれど華やかな、また梅雨の晴れ間の虹をイメージした」上生菓子に仕上げたという。
亀屋紋蔵の小泉昌弘社長は「新型コロナウィルスの感染拡大が続き不安な生活を送っている今だからこそ、日本の伝統を再発見し、古来の行事を楽しみながら憩いのひとときを持っていただけたら」と話す。
本店の営業時間は8時30分~17時30分(月曜は17時まで)。