初雁公園(川越市郭町2)で11月3日、50を超えるアンティーク、クラフト、フード等のショップが集まるマーケット「KODAWARIのいと」が開催され、多くの来場者でにぎわった。
前日から降り続いていた雨は早朝に上がり、日中は時折日が差す時間帯も。当日は感染症対策として会場入り口で手指の消毒と、状況に応じて入場制限を行った。イベント開始時刻前から家族連れやペット連れなど大勢の人が公園に集まり、いつも利用している市内のショップのブースや、市外から参加した出店者のブースを熱心に見て回っていた。
フードやドリンクを販売するブース前には長い列ができ、中には午前中で全ての商品が売り切れる店も。テーブルを設置した飲食スペースには限りがあったため、公園という立地を活用し、敷物を持参してピクニックを楽しむ家族連れなどの姿も見られた。
実行委員会の住吉さんは「今年は新型コロナ対策に協力いただきながらの開催となったが、昨年以上に多くの方に来ていただいた」と話す。事前に用意した会場マップ3000部は全て無くなったと言う。
住吉さんは「来場者の喜び合う姿や笑顔を見ていると、久しぶりの再会と心地よい時間を楽しんでいただけたような印象だった。こだわりの作品やセレクトされたものを通じて、人と人とのつながりの大切さや、コロナ禍を越えて、これから先の明るい希望を感じていただけたのでは」と振り返る。
「お客さまとの直接のやり取りが久しぶりの出店者も多く、こうして集まり交流することの喜びを感じていただけた。尊重し合う出店者同士のつながりの大切さも改めて感じ、来場者や出店者同士から良いエネルギーをたくさん得ることができた素晴らしい一日になった」とも。