川越青年会議所(川越市仲町)が9月30日、VR動画「バーチャル川越観光~いつでも会える、川越~」を公開した。この動画は、ヘッドセットを使えば360度の景色が視聴できる。
同会議所は、川越が持続可能な発展をしていくためには観光を通じたまちづくりが必要と考え、新型コロナウイルス感染症の影響による観光客の減少を危惧。「まちの人々がおもてなしの心を持ち、多くの観光客が訪れるまちにしていく」ための事業として動画を制作した。
新型コロナウイルス感染症の影響で移動を伴う観光が警戒されている中、動画を視聴することで、直接訪れることなく川越の魅力を体感することができるようにした。「VR動画を通して『いつでも会いに行けるまち川越』を感じてほしい」という。
動画では、「時の鐘」「川越一番街」「氷川神社」など川越観光地のモデルルートを案内。人との触れ合いを通した温かみを感じられるよう、まちの人々が案内役として登場する。動画内には川越市マスコットキャラクター「ときも」のぬいぐるみも設置。隠れた「ときも」探しを楽しみながら、隅々まで動画を見られるよう工夫した。
モデルルート動画とは別に、普段は公開されていない観光地の特別な場所をVR写真として撮影した。通常入ることができない「時の鐘」鐘楼の内部から見えるまちの景色など、貴重な画像も見ることができる。
同会議所広報プレス担当の小野晋一郎さんは「あなたの知らない川越がきっとある」と視聴を呼び掛ける。
動画はユーチューブと同会議所ホームページから視聴可能。