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夏の伝統和菓子で疫病退散 川越「紋蔵庵」、あんがベースの限定商品販売

川越の紋蔵庵「水無月」

川越の紋蔵庵「水無月」

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 川越の和菓子店「紋蔵庵(もんぞうあん)」(川越市古谷)が現在、「水無月」を販売している。

川越「紋蔵庵」

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 「夏の伝統和菓子で疫病退散」をテーマに、日々の健康、無病息災を願い、あんを使った和菓子を販売。水無月は同テーマの第1弾で、6月30日までの期間限定販売。第2弾は、杵(きね)つき餅に自家製あんをのせ富士山の形に仕上げた「初山あんころ餅」(7月13日限定)。第3弾は、黒糖を使ったあんで柔らかい餅を包んでいる「大島あんころ餅」(7月21日~23日)の販売を予定している。

 「コロナ禍の下、和菓子を食べて元気に過ごしてほしい」という思いから企画した。ターゲットは圏内の子どもから70歳以上と幅広い。「健康と商品のコラボで、小豆の力で厄よけ、日々の健康、無病息災を願う」のがコンセプト。

 水無月は、6月30日の「夏越(なごし)の祓(はらえ)の日」に食べる。小豆の赤い色が邪気を払うという。第2弾の初山あんころ餅は、7月13日に行われる初山祭りの時に食べる。1年間に結婚した花嫁や誕生した子どもが仙波浅間神社に参り、あんころ餅とうちわで健やかな成長と無病息災を願う。大島あんのあんころ餅は、夏の土用に食べると厄よけになるという言い伝えがあるという。

 小泉昌弘社長は「小豆は健康を保つための栄養分を含んでいる。熱い夏を元気に乗り切れるよう、ぜひ、古くからの風習とともに召し上がっていただければ。今年はウイルス退散の願いも込めている」と話す。

水無月は、小豆・黒豆セット(各1個)=300円、小豆・杏子(あんず)セット(各1個)=350円、初山あんころ餅は、1個=120円、3個=360円、5個=600円、6個=760円、大島あんころ餅は、3個入り=360円、6個入り=720円(以上、全て税別)。

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