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川越市内のパン店10店、店頭で募金呼び掛け 台風19号被害農園を支援

店頭に置かれた募金箱

店頭に置かれた募金箱

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 年1回開催している「川越パンマルシェ」の加盟店でハナマンテンを使ったパンを製造販売するパン店が募金活動を始めた。

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 台風19号により、河川の多い川越エリアでも複数の河原が決壊。埼玉県産(川越産)パン用小麦「ハナマンテン」の生産の8割を担っている原農場(坂戸市紺屋)も被害を受けた。小麦の乾燥機、トラクターなど、被害総額はおよそ5,000万円に上る。

 自治体などから、さまざまな支援を得ながら復興を試みるが、莫大な被害額のため苦難を強いられている。11月中旬には小麦の作付けをしなければならず、このままだと来年開催のパンマルシェにも影響があると想定される。

 同農園は県内で初めてハナマンテンを栽培。コシがある小麦粉で、パンをはじめ麺類などに使われている。

 担当者は「川越パンマルシェは何としてもハナマンテンを支えたい。来年もハナマンテンのパンを届けるために、市内のパン店が協力し合い『川越産小麦ハナマンテンを救え!』と題した店頭募金を始めた。少しでも復興の支援になれたら」と話す。

 募金箱設置店は以下。ブーランジェ リュネット(川越市砂新田)、パンのかほり(下老袋)、handmade nicori(仙波町)、ベーカリークレープ(砂)、BREADMAN(東田町)、善太郎(松江町)、BAKELIKE0044(的場北)、WACCI(新宿町)、ナンツカベーカリー(南台)、川越ベーカリー楽楽(元町)。

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