川越・中央通り「昭和の街」にある大黒屋食堂(川越市仲町)で7月6日、「オトナのたしなみ お香とお抹茶体験」が開かれた。主催はコエドフレンドリーガイド。
「伝統、文化を大切にした新しく粋な夜の体験を創ろう!」をテーマに今回、初めて開いた。昭和の街にある「大黒屋食堂」と裏千家の宗正さん、和菓子・カフェの「彩乃菓」(連雀町)とのコラボ企画。
当日は本川越駅に集合。川越蔵里(新富町)などのガイドを交え、熊野神社(連雀町)に夏詣、茅の輪(ちのわ)くぐりを体験。
会場では、平安時代の宮中スタイルを取り入れ、七夕の願い事を梶(かじ)の葉に筆で書き奉納。昔行われていたという、ろうそくの明かりをともし、お茶やお香の香りを当てる遊びを再現。抹茶と和菓子を味わった。和菓子は、この日のために彩乃菓が作った「天の川」。宗正さんによる茶道についての説明も。
体験後の懇親会では、大黒屋食堂の陶芸品も鑑賞した。
担当のヴェソラウスキー阿里耶さんは「参加した方々の縁も大切にできる体験にしたいと企画。当日は、繊細な感性、感謝の心など、さまざまな知識や哲学的な小話もあり、学びの場にもなった。先生をはじめ参加者の所作も美しく感動した。川越で日本の文化を感じられるイベント、夜の抹茶とお香体験を若い方や外国人観光客などたくさんの方々に提供していきたい」と話す。