「川越パン連」加盟各店で8月24日、「新麦収穫祭 in 川越」が始まった。
川越パン連は市内のパン店11店舗が「パンの町・川越」をアピールしようと結成。「川越パンマルシェ」などで活動の幅を広げている。同イベントは「もっとおいしく安全な小麦あふれる未来を」コンセプトにしている「新麦コレクション」の一環。
新麦は昨年の晩秋に播種。冬を越し春に青い麦の穂となり、初夏に収穫する。同イベントは、24日の埼玉県産小麦「ハナマンテン」の新麦解禁を記念して開く。参加店の店頭で川越新麦を使った限定パンを販売する。ハナマンテンは10年前から原農場(川越市、坂戸市)らが生産を拡大。パンをはじめ麺などに使う小麦を400トン以上出荷している。
参加店は、ブーランジェリュネット、ベーカリークレープ、BAKELIKE0044、BREADMAN、善太郎、ナンツカベーカリー、HAND MADE BAKERY nicori、パン工房クローバー、WACCI、川越ベーカリー楽楽。ベーカリークレープ(川越市砂)では期間限定でミルクと新麦を味わえる「新麦ハナマンテンとミルク100」を販売。川越ベーカリー楽楽(元町)ではサンドイッチに適した食パンなどを用意。ほか各店舗で新麦パンをそろえる。参加店では収穫祭のポスターを店頭に貼り、プライスカードで新麦使用をアピールする。
原農場の原さんは「今年は悪天候が続き収穫に手間取ったが、タンパクが上がり良質の小麦を提供できた。参加店のパンでハナマンテンの香りとうま味を楽しんでほしい」と話す。
今月31日まで。