川越税務署で11月17日、中学生の「税についての作文」で川越税務署長賞を受賞した中学生2人が「一日税務署長」に就任した。同日、納税や租税教育などの功績が顕著な人を表彰する「納税表彰式」も開催した。
毎年11月11日~17日の1週間は「税を考える週間」として、国税庁が租税に関する広報活動を行う期間として設定している。同イベントはその一環。
今回、全国から提出された「税についての作文」の約44万編の作文の中から川越税務署長賞をしたのは石山大智さんと横田須美さんの2人。委嘱状交付式で一日税務署長に就任し、納税貯蓄組合連合会会長や同署の事務局長、幹部職員との名刺交換、文書決裁業務を体験。「普段は入ることのできない税務署の署長室に入って名刺交換ができてうれしかった」と石山さん。横田さんも「働くようになったら、しっかり税金を納めたい」と話す。
同署の小川勝弘署長は「『税についての作文』を通して、将来を担う中学生の皆さんが税について関心を持ち、税について正しい理解を深めていただければ」と呼びかけた。