地元の農家、飲食店、菓子店、雑貨店などが出店する「くらしをいろどるFarmer’s Market(ファーマーズマーケット)」が12月3日、ウエスタ川越交流広場とウニクス川越にぎわい広場(川越市新宿町1)で開催される。
前回開催時の様子(2023年11月くらしをいろどるマーケット)
「川越の魅力を一つに。みんなで力を合わせて川越の魅力を発信しよう」をテーマに、地元事業者のみ100店が出店する同イベント。農作物、和と茶、花と菓子、パンとコーヒー、肉、サツマイモなど、これまでテーマ別に開催されたイベントの垣根を越え、さまざまなジャンルの事業者が集結する。
主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「2016(平成28)年に立ち上げて以来、毎年12月最初の日曜開催で定着。市内最大規模で続き、年の瀬の恒例行事として根付いている。一つの街の事業者だけで100店集まるのは、川越だからできること。『ファーマーズマーケット』の名の通り地元産農産物を発信することが主な目的だが、街の魅力を伝えようと事業者が団結してこの規模になった。参加する全ての飲食店が、地元産の農作物を使ったメニューを提供するのが見どころの一つ」と話す。
初出店も多く、農家は「いなぽこファーム」がカブや大根、ニンジン、「コローロファーム」は葉物野菜、根菜、芋類、豆類、ユズのほか、キッシュの店「TENTOUMUSHI KAWAGOE」とコラボレーションした野菜を使ったキッシュを、それぞれ販売。雑貨店は、「ボンボンニッキ」が世界各国の民芸品や遊牧民の手織りのラグ、アフリカのかごなど、「itto」は雑貨、「ハルパリブックス」はアクセサリーや雑貨、草木染めの小物などを、それぞれ販売する。
飲食店では、「きょうのごはん ゆるりCafe」が「川越産野菜を使ったおばんざい盛り合わせ、国産牛のコッペサンド」、ビネガードリンクなどを販売。「ANO Kitchen」は混ぜご飯や「野菜たっぷりスープ」、「otto e Co.(オットエコウ)」は「たばちゃん農園」の野菜を使った煮込みや揚げ物、パンなど、「パン処おひさま」は「5色の野菜丸パン」やピーナツクリームパンなどを、それぞれ販売する。
「お菓子マルシェ」では、「ガトーショコラと焼き菓子専門店peeloff(ピールオフ)」が「おいもデコレーションガトーショコラ」やスイスの伝統菓子「エンガディナー」に焼き芋を使ったオリジナルの菓子「お芋の縁」を、「極生ぷりん専門店 にこ田」は「スイートぷりん、ビターぷりん、チョコレートぷりん、季節のぷりん」を、「菓子工房 Hiro」は「天使BOX、天使のおやつ」や、カヌレ、川越産のサツマイモを使ったカステラを、それぞれ販売する。
石川さんは「川越の魅力が集結し、元気な今の川越を感じられるイベント。これだけの顔ぶれが1つの会場に集まるのは1年にたった一度、この日だけ。貴重な場を、ぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時。小雨決行、荒天中止。