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「カワゴエアートフェス」開催へ 障がい者アートとアイデアで優しいまちづくりを

主催者のヴェソラウスキー阿里耶さん

主催者のヴェソラウスキー阿里耶さん

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 障がい者アートをモチーフに個人・学校・企業などがアイデアを発表する「KAWAGOE Re-Art Fest.(カワゴエリアートフェス)」が7月1日、アトレマルヒロ(川越市脇田町)で開催される。川越市、公益社団法人小江戸川越観光協会が後援する。

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 川越観光親善大使も務めるヴェソラウスキー阿里耶さんが主体となり、個人・法人から賛同者を募り、初めて開催する同イベント。「障がい者アートをモチーフに」と考えたきっかけは、阿里耶さんの体験から障がい者が置かれている状況を知り、何かサポートしたいと考えたことがきっかけ。その中でも障がい者が描いたイラストに感銘を受け、「こうしたイラストなどを使ったイベントができないか」と開催に至った。

 当日は、城北埼玉高校の生徒や文京学院大学の学生によるプレゼンテーション、障がい者のイラストをモチーフにした着物のファッションショーなどを展開。サポーターによる発表会も開く。併せて障がい者アートを使った「夢アートランタンフォトコンテスト」も開催。蓮馨寺、養寿院、丹徳庭園、鍛治町広場に設置されたランタンを撮影し、インスタグラムへの投稿を呼びかけ、入賞者には市内の店舗から賞品を用意する。

 ヴェソラウスキーさんは「私個人の経験から、川越のさまざまな障がい者施設に視察に行き、障がい者の方々が低賃金で働く現実を知ったのと同時に障がい者アートの素晴らしさを知った。川越の障がい者やその家族、さまざまな工夫を凝らして独自の運営をしている障がい者施設も川越の魅力の一つとして発信していきたい。川越の障がい者アートをブランディング化しようと考えた」と経緯を話す。「こうした壮大な目標は私の力では到底かなわない。背中を押し、一緒に取り組んでくれてる仲間や協力いただく方々に感謝を申し上げたい。このような取り組みが、川越から全国へ広がっていけば」とも。

 14時開場、14時30分開演。入場無料。

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