川越で出店を希望する新規開業者に中心市街地商店街の空き店舗を貸し出し、経営指導などを行って独立開業を支援していく「チャレンジショップ」事業が現在、出店者を期間限定で募集している。川越市が委託し、「まちづくり川越」(川越市新富町)が推進する。
応募資格は、将来川越市内で独立開業の意思があり、これまでに店舗を持ったことがなく、自身で事業を管理できること。飲食や食品販売は必要な設備がないため出店できない。出店場所は川越市元町1丁目。保証金として契約時に10万円は必要だが、賃料は無料。不定期で募集する同事業。これまでにも、帽子などのかご製品を取り扱う「KIKONO(キコノ)」や染色体験や友禅教室などを開く「染色工房 稲木」などが同事業に参加し、その後、川越に店を構えている。
同社中心市街地活性化担当の千葉知子さんは「観光客も増え活気の戻った川越で自分の店舗を持つための初めの一歩として、この機会を活用してほしい」と呼びかける。「中心市街地の活性化と空き店舗の解消につなげていければ」とも。
応募方法はホームページで確認できる。応募締め切りは6月9日。審査方法は、1次=書類審査、2次=面接審査。出店期間は7月中旬から7カ月間程度。