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川越でクリスマスキャロリング 子どもたちが手話とハンドベルで奏でる

昨年の演奏の様子

昨年の演奏の様子

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 「クリスマスキャロリング2022~今年も手話で!~in川越」が12月24日に開催される。主催は任意団体「tane(たね)」。

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 クリスマスキャロリングとは、クリスマスにクリスマス祝歌(クリスマスキャロル)を合唱して歩くこと。同イベントは今年で9回目。元々は川越出身の音楽家、まっすぅ♪(川越ますみ)さんが自宅近くの子どもたちと、子どもたちの家や親戚宅を回る町内のイベントとして開催したのが始まり。

 徐々に知名度が上がり、5回目からは川越の市街地を回るイベントに発展していった。2020年、コロナ禍で開催が危ぶまれた中、「手話マイムアーティスト」として活動する「まっきぃ♪」さんと出会い、音楽と手話での表現方法に変化。音楽と手話が融合した形のイベントは3年目を迎える。

 今年は新しい試みとして、演奏する子どもたちを広く募集。集まった50人の子どもたちは4回の練習会で手話とハンドベルを学んだ。練習会ではろう者の定野博行さんが手話を、まっきぃ♪さんが手話表現を指導。「聴者の子どもたちとろう児の子どもたちが共に楽しめる場所づくりがしたかった。このイベントをきっかけに、垣根や世代を超えて仲良くなれたらという思いがあった」とまっきぃ♪さん。坂戸ろう学園の子どもたちも参加し、「耳が聞こえる、聞こえないに関係なく、子どもたち同士で楽しめる交流イベントとなればうれしい」と話す。

 今年は時間を分けて3コースを歩く。コースAは10時に川越スイミングスクールをスタートしウニクス川越へ。11時ごろからウニクス川越のステージで演奏する。コースBは13時30分に川越まつり会館をスタートし、途中の蓮馨寺では14時55分ごろからステージ演奏をして小江戸蔵里へ向かう。コースCは16時に川越プリンスホテルをスタートし、途中のクレアパークで17時15分ごろからステージ演奏しウニクス川越へ向かう。フィナーレに18時15分ごろからウニクス川越でステージ演奏も行う。

 「赤鼻のトナカイ、もろびとこぞりて、きよしこの夜。この3曲の歌詞には、みんなが幸せで楽しく平和に暮らせるようにというメッセージが込められている」とまっきぃ♪さん。「特にきよしこの夜の曲の最後の歌詞では『平和』への願いと祈りを込めて手話で表現している。皆さんに思いを届けられるように子どもたちと一緒に精いっぱいのパフォーマンスをしたい」とも。まっすぅ♪さんは「イベントのポイント地点では、蓮馨寺、川越八幡宮、川越教会を通る。宗教の垣根も越え、多くの方々に支えられて活動している」と話す。

 雨天決行。荒天中止。

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