川越のサッカークラブ「COEDO KAWAGOE F.C」が10月、キックデータ測定を行った。
この取り組みは、同クラブのパートナーであるNTT東日本埼玉西支店(川越市仲町8)が企画。プロ野球や多くのスポーツ選手に、最先端のスポーツ科学に基づいたアスリートの映像解析やデータ解析を提供するネクストベース(東京都品川区)が技術協力した。
サッカーの領域では、Jリーグクラブを含め前例の少ない取り組み。ハイスピードカメラで測定した主力3選手のキックデータを専門家が分析指導した。各選手は自身のキックを科学的に理解することができ、フィジカルにおける強化ポイントの把握や練習メニューの参考にするなど、この取り組みの成果を実感できたという。
同クラブ取締役でIT担当の中島涼輔さんは「今回の取り組みをきっかけに、地域で活躍するクラブチームや学校などの部活動の技術向上に向けた支援やICTを活用したスポーツ振興・地域活性化に向けて、スポーツ科学を取り入れた活動も加速していきたい」と話す。