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川越で「肉フェスティバル」 肉自慢の地元店が集結し腕振るう

炭火で焼いたやきとんに自家製みそをつけて販売した「やきとり裕次郎」

炭火で焼いたやきとんに自家製みそをつけて販売した「やきとり裕次郎」

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 「U_PLACE(ユープレイス)」(川越市脇田本町)で9月17日、肉料理を得意とする市内の飲食店が集結した「川越肉フェスティバル」が開かれ、各店自慢の肉メニューを求める大勢の人でにぎわった。

川越で「肉フェスティバル」 肉自慢の地元店が集結し腕振るう

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 昨年秋に始まり3回目の開催となった同イベント。台風が近づくシルバーウイーク初日は天候に恵まれ、朝から大勢の「肉好き」が会場に詰めかけた。鉄板や炭火で焼きたての肉料理を食べ比べたり、ビールやワインなど肉に合うドリンクを楽しんだり、目当ての料理や弁当を土産に持ち帰ったりする人の姿が見られた。

 ユープレイス内に店を構える「CacheCache(カシュカシュ)」は、店で人気のサーロインステーキを炭火で調理して和風おろしオニオンソースを添え、冷えた白ワインと共に販売した。蔵造りの街並みで知られる一番街にある「WAWA(ワワ)」は、柔らかく煮込んだ鹿児島産黒豚に煮卵を添えた「豚角煮丼」を販売。店では普段提供しないイベント限定メニューで、終了時刻前に完売した。ドイツ製法のハム・ソーセージ店「ミオ・カザロ」は、川越のブランド豚「小江戸黒豚」をその場で焼いた骨付きスペアリブを求める人々で行列ができた。

 本川越駅近くに店を構える「やきとり裕次郎」は、焼きとり(やきとん)1本から購入できる手軽さから、多くの人が食べ歩き用に買い求めた。店主の山口裕次さんは「今回初めて川越肉フェスに出店できてうれしい。地元川越の街が徐々に活気を取り戻し、盛り上がっているのを感じることができた。いろいろな方と交流でき、自分たちもイベントを楽しんだ」と話す。

 主催する「川越Farmer’s Market」イベント担当の石川さんは「5月に続いての開催だったが、回を重ねるごとに浸透してきているのを感じる。開始時刻を待つ大勢の人から期待の高さが伺え、シンラガーデンは用意した300食があっという間に完売した。今回初出店した4店も全て完売し、手応えを感じていた。肉フェスの醍醐味(だいごみ)でもある『焼きの実演』をする出店者が多く、会場が盛り上がった」と振り返る。

 「来年もまた、秋に川越肉フェスティバルを開く。その前にも、地元農家や飲食店、菓子店、雑貨店などが100店ほど集結する一大イベントの開催を12月に予定しているので、楽しみにしてほしい」とも。

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