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鶴ヶ島・イタリアンベースの洋食店「Kenの厨房」が20周年

「Kenの厨房」の外観

「Kenの厨房」の外観

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 2002(平成14)年7月5日に開業したイタリアンベースの洋食店「Kenの厨房」(鶴ヶ島市上広谷)が、今年で20周年を迎える。

鶴ヶ島・イタリアンベースの洋食店「Kenの厨房」が20周年

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 鶴ヶ島市の市役所通りにオープンし、2016(平成28)年9月、ゴルフ練習場の「アコーディア・ガーデン鶴ヶ島」(上広谷)の隣に移転した同店。店内がゴルフ練習場とガラス扉で直接つながっており、客が行き来できる開放的な造りとなっている。店の隅には電子ピアノを置き、「食と音楽で人をつなげる」というコンセプトから、アーティストが生演奏を披露することもあるという。

 料理は、「誰もが楽しめるよう、軽やかな、濃すぎない味付けを基本としている」という。「食でつながるまちおこし」をテーマに掲げ、地産地消を推進するため、地元の野菜や卵など埼玉県産の食材を使う。創業当初から提供している、ロールキャベツをパスタの上にのせた「ロールキャベツのナポリタン」(1,500円)のほか、ローマ風の薄焼きでパリパリとした生地に数種類の野菜と自家製ドレッシングをかけた「生ハムのせサラダピザ」(1,600円)、鶴ヶ島産のサフランを使った「シーフードのミラノ風リゾット仕立て」(1,500円)などのメニューを提供する。

 店主の渡邊健(わたなべけん)さんは「東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、鶴ヶ島市がミャンマーのホストタウンとして登録された。その記念として、鶴ヶ島の市民や飲食店を経営している方たちと協力して、ミャンマーの食材を使った料理教室を開いたり、ミャンマーの選手団に料理でおもてなしをしたりしたことが印象に残っている」と話す。「食での人とのつながりを意識して、20年間店を経営してきた。おいしい料理を作るのはもちろん、お越しいただいたお客さまにはできる限りあいさつをして、つながりを大切にしてきた」と、これまでの20年を振り返る。

 20周年を記念して、ピアノの演奏と共に鶴ヶ島産のビールと料理を楽しむ会や、射的・ポップコーンなどを用意する「縁日」を企画しているという。

 「鶴ヶ島にとどまらず、ほかの地域の方たちと連携して地域おこしをしたい。皆で協力して楽しいことをしたい」と渡邊さんは今後の展望を話す。「これからも、愛と夢と希望のスパイスを入れて、皆さまをおもてなしするので、お越しいただければ」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~14時30分、ディナー=18時~21時。月曜・日曜定休。

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