川越の最明寺（川越市小ケ谷61）で10月1日から、本堂をピンク色にライトアップするなど、乳がん検診の啓発を目的としたピンクリボンイベントが開催される。10月23日には身体のケアを目的としたチャリティーヨガも本堂内で開かれる。

　チャリティーヨガは座禅とヨガがセットになったプログラム。本堂内で行い、「非日常的な空間でリラックスできる瞑想（めいそう）」を体験できるという。ヨガインストラクターは、埼玉県出身のミス・ジャパンにも輝いた篠田るみさん。美と健康をテーマに、ヨガを行いながら検診の大切さについても話すという。手水舎（ちょうずや）に花を浮かべる「花手水（はなちょうず）」は1カ月間、ピンクの花々で埋め尽くされる。

　同イベントは今年で4回目。最明寺の副住職、千田明寛さんは「普段足を運ばない若い世代の方も、珍しいピンクのお寺を見に来てくれる。そこでピンクリボンについて初めて知る方も多く、結果的に啓発につながっている。ヨガにはガンサバイバーの方も参加してくださり、毎年の再会も楽しみにしている」と話す。「コロナ禍での開催になるので、花手水などの『密』にならないイベントを企画した。ライトアップされた明かりが、日本でのピンクリボンの啓発に少しでも役に立ってほしい」とも。

　ライトアップ時間は18時～21時。花手水は金曜に入れ替える。拝観無料。チャリティーヨガイベントの開催時間は17時～19時。先着20人。申し込みは最明寺で受け付けている。10月30日まで。