川越で活動する発泡スチロールを使った立体アートアーティストのヤジマキミオさんが8月、くらづくり本舗(川越市久保町)にアマビエ像を寄贈した。
今回制作したのは、同店で販売されているアマビエ上生菓子のデザインのアマビエ像の大小2体。ヤジマさんは既に、川越市役所や本川越観光案内所(川越市新富町1)など川越市内各所に6体のアマビエ像を寄贈している。今回は、同店からヤジマさんの知り合いを通してアマビエの制作にどれくらいかかるか相談したところ、「神様だからお金はいらない」と無償での制作を申し出てくれたという。制作を始めた7月24日から約1カ月かけ、8月20日に完成した。最後の色付け作業を残した状態で1週間ほど雨が続き、天気が回復して乾きやすくなるのを待ってから作業を再開したという。
「今回に限らず、一日も早く新型コロナウイルスが収まるようにという願いを込めて、アマビエを無償で制作し寄贈してきた」とヤジマさん。今回制作した小さいアマビエは同店の一番街店(幸町2)に展示し、大きいアマビエ像はさいたま市吉野町店(さいたま市北区)の1周年記念として9月4日・5日に展示する。その後、他の大型店で展示予定。